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【番記者の視点】日産スタジアムに響いたブーイング…横浜FM、ハードワークなき逆転負けで町田に黒星

スポーツ報知 / 2024年6月15日 20時38分

キューウェル監督

◆明治安田J1リーグ▽第18節 横浜FM1―3町田(15日・日産スタジアム)

 横浜FMは町田に逆転負けを喫し、リーグ戦2連敗となった。順位は暫定13位。

*  *  *

 キューウェル監督は、試合後会見で大きくため息をついた。「ファン・サポーターが求めていることは、最後まで走りきり、ハードワークするチームの姿だ。ただ後半は、相手どうこうを抜きにしても、それらが全く感じられない試合になってしまった」

 2点を奪われた後半も、ボール支配率は誰がどう見てもマリノスが上回っていた。しかし、実質的に試合を支配していたのは、誰がどう見ても町田だった。

 あくまで参考程度に捉えるべき数字ではあるものの、この試合の町田の総走行距離は約118キロ。対するマリノスは約109キロ。およそ選手1人分、町田を下回った。ここまで差が出る試合も珍しい。天皇杯で120分を戦ってから中2日という条件は同じだ。

 DFラインがボールを持った時に、前線の動き出しが少なかった。ボールをもらう動きをする選手はいるものの、その選手にボールが入れさせるための周囲のサポートがなく、ボールが入った次を見据えた動きをする選手もいない。そして、そんな状況でも試合の流れを引き寄せるような、グサッとしたパスを出せる選手もいない。横パス、バックパスに終始し、縦に入れたら奪われるという空しい展開が続いた。

 選手にやる気がない、勝ちたい気持ちが感じられない、と言いたいわけではない。ハードワークの「やり方」を提示するのが、キューウェル監督はじめ首脳陣側の仕事でもある。「走れ」「ハードワークが足りない」では選手は動けない。戦術、モチベーションのコントロールなど、あらゆる面で整備が必要なチーム状況に映る。

 試合後、スタンドからはブーイングが鳴り響いた。マリノスでは珍しい光景だったが、それも当然の結果と内容だったように思う。アタッキング・フットボールの土台にあるものを、もう一度見つめ直す必要がある。ここから好転するために必要なものは「土台」だ。(横浜FM担当・岡島 智哉)

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