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1番・大谷翔平3安打4出塁 ベッツ代役躍動にロバーツ監督「大きい」 稼頭央並ぶ日本人2位の米102盗塁到達

スポーツ報知 / 2024年6月19日 4時0分

◆米大リーグ ロッキーズ5―9ドジャース(17日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が17日(日本時間18日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・DH」でフル出場し、5打数3安打1打点、2得点の活躍を見せた。M・ベッツ内野手(31)が左手を骨折して離脱し、代役として入った1番で躍動。今季16個目の盗塁を決めて、松井稼頭央氏に並ぶ日本人2位の米通算102盗塁にも到達した。主力に故障者が続出しているド軍だが、新打線がつながって14安打9得点で快勝した。

 苦しいチームの先頭に立ったのは、大谷だった。ベッツが抜けた1番に抜てきされると、2打席目から3打席連続安打を放つなど4出塁。日本人歴代2位に並ぶ通算102個目の盗塁も決めた。1試合3安打は、5月14日の敵地・ジャイアンツ戦以来、約1か月ぶりで今季8度目。大谷が勢いをもたらした新打線は、14安打で9得点をたたき出した。

 これまではベッツ、フリーマンに挟まれる2番で起用されてきた大谷。ベッツが休養日だった5月18日以来、今季2度目だった1番でも役割を果たした。前日(16日)に「みんなでカバーしていくしかないのかなと思う」と話していた大谷。ロバーツ監督も「1番でしっかり仕事をしてくれたのは大きい」と目を細め、「(4打席目に)久しぶりに左翼に二塁打を放った。いいサインだ」とさらに調子が上がっていくことを期待した。

 エンゼルス時代も61試合で経験のある1番。前日に「打線の中でのアプローチも変わると思う」と話していたように、2番以降に比べて出塁がより求められる打順だ。指揮官は「1番でもアプローチを変えずにやってくれればいい」と気遣っていたが、四球も選んで4出塁と、さっそく新たな役割を果たした。

 大谷の躍動に、ナインも続いた。「ベッタニマン」として1~3番のMVPトリオを形成していたフリーマンは、変わらず3番に座って5四球を選ぶなど全6打席で出塁。「故障者は出てしまったけどこのチームにはいい選手がたくさんいる」と胸を張った。遊撃の代役として起用された35歳のロハスも5打数3安打1打点。今季安打を放った試合はチームが20戦全勝の不敗神話を持っており「しっかりみんなでカバーしている。ムーキー(ベッツ)が戻って来るまで、我々は一生懸命プレーしないといけない」と必死に前を向いた。

 ベッツの復帰時期について指揮官は「6~8週間だと思う」と見通しを示し、8月になることが濃厚。出塁率リーグ3位の4割5厘、打率同7位の3割4厘だった切り込み隊長が抜けた穴は大きいが、新打線が機能すれば、20年以来のワールドチャンピオンへ新たな引き出しのひとつにもなる。大谷は試合後、クラブハウスでタブレットとにらめっこ。次戦以降への準備もぬかりなかった。ベッツ、山本と投打の中心が離脱したが、大谷が2人の思いも体現した。(安藤 宏太)

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