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スケボー東京五輪金メダリストがパリ切符危機…逆転出場へ最終戦でゴン攻めで挑む

スポーツ報知 / 2024年6月19日 5時30分

 都市型スポーツのパリ五輪予選シリーズ(OQS)最終戦、ブダペスト大会は20日に開幕する。五輪本大会で表彰台独占が期待される男女のスケートボード・ストリートの代表3枠争いが大詰め。東京五輪王者の堀米雄斗(25)=三井住友DSアセットマネジメント=は、崖っ縁の5番手から逆転切符を狙い、東京五輪女王の西矢椛(16)=サンリオ=は圏内ギリギリの3番手。日本勢同士による激しい戦いが火ぶたを切る。

 開幕日の20日の予選から登場する堀米は、試合会場で公式練習を行い調整した。「パリに向けての最後の大会。全力で滑りたい」と日本勢5番手から逆転での代表入りへ意気込みを語った。

 世界最高峰プロツアーやXゲームで常勝だが、五輪予選では若手に突き上げを食らった。全8戦のうち第2戦は予選落ちし、第3戦は準々決勝止まり。序盤での出遅れが大きく響いた。ポイントを大きく稼げる最終予選シリーズへは「レベルを上げられるように頑張る」と意気込んで5月の上海大会に挑んだが、予選で姿を消した。

 コロナ禍で1年延期になった21年東京五輪で初代王者に輝き第一人者になった。新風を吹き込み、パリでの2連覇も期待されたが、東京五輪後のわずか3年間で14歳で五輪争いのトップに立つ小野寺や20歳の根附に次々と追い抜かれた。パリのスタートラインにすら立てない危機に陥った。「思ったスコアが出なかった」と狙い通りの戦いに持ち込めず、特に、45秒の間に連続して技を出すランでの苦戦が目立っている。

 3枚の五輪切符を争う女子は有力候補の全員が10代。トップにいるのは15歳の赤間。予選シリーズ第1戦の上海大会で3位に割り込んだ14歳の吉沢が一気に圏内の2番手に浮上し最終予選に登場する。五輪女王の西矢は代表圏内の3番手で、4番手の中山が小差で追う。

 男女ともに優勝すれば五輪代表は確定するが、全員が五輪金メダルを狙える実力があり、勝負の行方は最後までわからない。最後の代表争いへ「悔いの残らない滑りをしたい」と堀米。“ゴン攻め”で挑む。

 ◆スケートボードのパリ五輪への道 ストリート、パーク共に男女各22人(各国・地域最大3人)が出場。日本は2種目とも最大3枠を保持済み。五輪最終予選シリーズ(OQS)の第2戦、ブダペスト大会を含む累計ポイントで五輪ランキングが確定する。

 ◆パリ五輪最終予選シリーズ(OQS) スケートボード、ブレイキン、自転車BMXフリースタイル、スポーツクライミングの4競技、12種目が五輪出場枠を懸けて戦う最後の大会。全2戦行われ、第1戦は5月に上海で開催された。今回ブダペストで行われる最終第2戦の結果を反映したポイントと合算し、五輪代表が確定する。

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