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「常勝軍団つくって」巨人V9支えた「最強5番」から阿部監督にエール 感情コントロールする姿に感心

スポーツ報知 / 2024年6月19日 5時20分

1月、中大野球部OBOG会・末次会長(左)の「最高です!」に合わせてポーズを決める阿部監督

 巨人球団創設90周年記念の連続インタビュー「G九十年かく語りき」の第6回は、V9時代にONの後を打ち「最強の5番打者」として大きな存在感を発揮した末次利光さん(82)だ。大舞台になるほど光る勝負強さで魅了した一方、不慮の事故で選手生命を絶たれた悲運のスラッガーでもあった。(取材・構成=湯浅 佳典、太田 倫)

 末次さんは阿部監督の中大の先輩にあたる。感情をコントロールしつつ職務を全うしている姿に、感心しているという。

 「もともと性格が強いし、優しい。監督向きだなと思っていた。でも実際に監督になったら変わった。『これは怒るだろうな…』と思うような試合をしても翌朝の新聞を見たら怒っていなかったりね。すごいな、と思って見ています」

 勝利を義務づけられる巨人のチームづくりの難しさはよく理解している。「慎之助が若手を使いながら育てているのは見事。若手とベテランをうまく融合させながら、常勝軍団をつくってほしい」と黄金期再来を託した。

 〇…「マンモスだね」。巨人とは?との恒例の問いかけに、即答の末次さんだった。「全てにおいてマンモス。会社の組織もね、社会的な存在価値という意味でもね」。選手としてはもちろんだが、フロントとして仕事の幅を広げていく中で、より影響力を肌で感じられたという。「読売巨人軍という母体の本当の大きさっていうのは、野球を辞めてから分かるんじゃないですかね。そういうところで生活させてもらったのは幸せなことです」

 ◆末次 利光(すえつぐ・としみつ)1942年3月2日、熊本・人吉市出身。82歳。鎮西、中大を経て、65年から13年間巨人でプレー。71年には日本シリーズMVP。74年にはベストナインにも輝いた。引退後は2軍監督、スカウト、編成部長などを歴任し、高橋由伸、上原浩治、阿部慎之助、亀井善行らの獲得に尽力した。74年に民夫から改名。

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