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ドジャース9回に5点差ひっくり返す劇的大逆転勝ち! 大谷翔平はMLB今季最長弾でリーグトップタイ20号 

スポーツ報知 / 2024年6月19日 12時35分

◆米大リーグ ロッキーズ9―11ドジャース(18日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が18日(日本時間19日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、2試合ぶりの本塁打となる20号ソロを放つなど5打数2安打2打点だった。チームは先発・ビューラーが4回7失点と誤算だったが、5点を追う9回に7点を奪って逆転して、劇的勝利をつかんだ。

 初回先頭の1打席目は二ゴロに倒れ、5点を追う3回1死三塁の2打席目は一ゴロに倒れたが、三塁走者が生還して3試合連続となる打点が記録された。チームは4回までに先発のビューラーが7点を失い、苦しい展開になった。

 それでも大谷は意地を見せた。5点を追う6回先頭の3打席目。大谷は2ボールから先発左腕・ゴンバーの甘く入ったスライダーを捉えると中堅へ打球速度113・0マイル(約181・9キロ)、打球角度30度で476フィート(約145メートル)の特大弾を放って見せた。複数の現地メディアによるとMLB全体の中でも今季最長で、自身昨年6月30日の493フィート(約150メートル)に次ぐ2番目の飛距離だ。ブレーブスのオズナに並んでリーグトップの20本塁打となった。

 2打席連続アーチを狙った4点を追う7回2死一、二塁の4打席目は、右中間にライナー性の鋭い打球をはじき返したが、ダイビングキャッチを見せた相手中堅手のスーパープレーに阻まれて中直に倒れた。

 5点を追う9回に1死から代打・ヘイワードが右翼席へ満塁本塁打を放って1点差。1死走者なしで大谷は左前安打を放ってつなぐと、2死一、二塁でカウント2―2となってからT・ヘルナンデスが18号逆転3ランを放って試合をひっくり返した。9回に安打を放ったロハスは、自身が安打を放った試合は21勝無敗と不敗神話を継続した。

 ベッツが左手骨折で離脱して打順が2番から1番になり、山本も右肩腱板損傷で負傷者リスト(IL)入りするなど、チームは苦しい状況が続いている。「キーになる選手が抜けるというのは、打線の中でのアプローチも変わると思いますし、もちろん打順も変わってくる。みんなでカバーしていくしかないのかなと思います」と話していた通り、自らのバットでチームに必死に貢献している。

 標高約1600メートルの高地で、気圧が低いため空気抵抗が少なく、他球場に比べて約10%打球の飛距離が伸びると言われるコロラド州デンバーのクアーズフィールド。打者天国ともい言われる球場での4連戦は2試合が残されており、これからも大谷のバットに期待がかかる。

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