佐久間朱莉「めげずに我慢していれば」前週悔し涙の今季３度目１差２位から悲願の初Ｖへ

練習グリーンで調整する前週大会で２位に終わった佐久間朱莉（カメラ・今西　淳）

◆女子プロゴルフツアー　アース・モンダミンカップ　指定練習日（１９日、千葉・カメリアヒルズＣＣ＝６６８８ヤード、パー７２）

　ツアー初優勝を目指す佐久間朱莉（大東建託）が９ホールを回り、最終調整した。前週は最終日に６５をマークするも、今季３度目の１打差２位に涙を流した。「悔しかったし、日曜日（１６日）は寝られなかった」というほどだったという。それでも、西郷真央が２０２１年に７度の２位を経験したことを見て「まだ半分」と自らを鼓舞したという。

　勝ちたい気持ちはもちろんあるが、焦りはない。「７回も２位に入れることがすごい。一発勝って『あんまり』と言われるよりも、『ずっと２位だね』って言われる方が私はいいと思う。めげずに我慢していれば（優勝が）いつか来る」と同じく男子ツアー最多９４勝の尾崎将司に師事する先輩を手本に、初Ｖを虎視たんたんと狙う。

　コースは１８日の大雨の影響もあり、グリーンが柔らかくなり、ボールも止まりやすいという。「バーディー合戦になると思う。まずはフェアウェーに置いて、いいバーディーパットをたくさん打てれば」。伸ばし合いが予想される今大会。前週最終日の勢いのまま、今週もビッグスコアをたたきだし、悲願の１勝を目指す。