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八冠陥落危機の藤井聡太八冠 あす運命の一局 「全力を尽くして熱戦に」

スポーツ報知 / 2024年6月19日 18時57分

叡王戦第5局の前夜祭に臨んだ藤井聡太叡王(右)と伊藤匠七段

 将棋の藤井聡太叡王=竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖=が八冠堅持をかけ、挑戦者の伊藤匠七段と戦う第9期叡王戦五番勝負第5局が20日、甲府市「常磐ホテル」で指される。両者は19日、前日検分と150人が出席した前夜祭に臨んだ。

 藤井は初タイトル獲得からここまでタイトル戦での敗退は一度も無く、22連覇中。だが、今シリーズはここまで2勝2敗でフルセットにもつれこんでおり、本局に負ければ七冠に後退することとなる。

 藤井は対局場となる同ホテルに来るのは3回目だといい、初来館は5年前だった。その時は竜王戦のタイトル戦が行われており、藤井は「私も控え室でその将棋を検討し、楽しい時間を過ごしたのを覚えています」と振り返った。自身の経験を踏まえ、「今回は私が対局者という立ち場になりますので、そのように皆さまに楽しんでいただけるような将棋を指したい」と話した。

 明日は緊張感あふれる戦いになるのは必至だが、関係者のあいさつ中にはにやりと笑顔を見せるなど、藤井はいつも通りのリラックスした姿も見せた。最後は「明日は大きな対局になりますが、全力を尽くして熱戦にしたい」と力を込めた。

 同ホテルに初めて訪れた伊藤は「数多くの名局が繰り広げられてきた場所だと思います。今回こちらで対局できることをとても楽しみにしておりました。お庭の眺めもすばらしく、とてもよい状態で対局に臨むことができそうだなと感じています」と話し、「明日は大変大きな一局になりまして、緊張感もありますが、しっかりと集中して臨んで、よい将棋をお見せ出来るように頑張りたいと思います」と意気込んだ。

 山梨県の長崎幸太郎知事は「この場(山梨)におきまして、一大決戦が催されるということで、私どもも緊張しております」と話した。

 小学生のころから戦いを続けている同学年の藤井と伊藤。藤井が王者の強さを見せつけ八冠堅持となるか、伊藤が初タイトル獲得で藤井時代に風穴を開けるか。

 叡王戦の持ち時間はチェスクロック方式の各4時間。第5局の先後は振り駒で決まる。20日午前9時、運命の一局が始まる。

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