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真鍋監督「間違いなく難敵」女子バレー1次L突破への勝負所ポーランド戦…203センチのエース筆頭に高さが武器 昨年NLで銅

スポーツ報知 / 2024年6月20日 5時0分

バレー女子日本代表

 パリ五輪のバレーボール女子の1次リーグ(L)組み合わせ抽選会が19日、バンコクで行われ、3大会ぶり表彰台を目指す世界ランク7位の日本は、同1位で五輪金メダル2回のブラジル、同4位の古豪・ポーランド、同20位のケニアとともにB組に入った。12チームが3組に分かれて総当たりで争い、各組上位2チームと3位のうち成績上位2チームの計8チームが決勝トーナメント(T)に進出。1次L突破を狙う日本にとっては、ポーランド戦がヤマ場となりそうだ。

 日本の2大会ぶり1次L突破に向け、視界は開けた。ネーションズリーグ(NL)決勝大会の地・タイで開かれた抽選会。日本はブラジル、ポーランド、ケニアと同組となった。真鍋政義監督(60)は日本協会を通じ「気が引き締まった。東京大会以上の成績を目指し、1次L突破に全力を注ぐ」と決勝Tを逃した21年東京五輪の雪辱へ、強い覚悟をにじませた。

 12チームが3組に分かれ、成績上位8チームが決勝Tに進む。B組は08、12年大会金のブラジルが絶対的な存在で抜けている。参加国の中での世界ランク9~11位が入ったポット4から、同9位ながら東京五輪銅、世界選手権2連覇のセルビアが入ってくる“死の組”は回避となり、ケニアが同組に。出場チーム中ランク最下位相手に3―0での勝利は必須で、2位通過を狙う上でカギになるのがポーランド戦だ。

 日本が金メダルに輝いた64年東京五輪で、銅を獲得したこともある古豪。直近3大会で出場権を逃したが、203センチのマグダレナ・スティシャクらを中心とした高さを武器に急激に力をつけ、昨年のNLで銅、08年以来の五輪切符を手にするなど復活した。

 日本は、直近の対戦となった5月のNL1次Lで0―3で敗れ、真鍋監督も「間違いなく難敵」と警戒したが、過去の対戦成績は34勝19敗。ランク3~5位のポット2の中では23年NL優勝のトルコ、五輪連覇を狙う米国よりも勝機はある。真鍋ジャパンが注力したサーブで崩せば、相手攻撃陣に楽な状況で打たせず、高さを封じることは可能。そのうえで、日本らしい緻密(ちみつ)な守備で粘って、古豪をたたく。

 五輪の悔しさは五輪で晴らす。東京大会は1次L初戦のケニア戦で得点源の古賀が右足首を負傷するなど1勝4敗と苦しみ、25年ぶりの1次L敗退の屈辱を味わった。東京大会後に12年ロンドン五輪銅の真鍋監督が再登板し「サーブで崩せない選手は外す」と徹底した指導で、リベンジの準備は整った。22年に主将になった古賀はNLでここまで215得点(全体3位)。磨いてきたサーブとエースが五輪の大舞台で力を示せば、1次L突破、その先にあるメダルが見えてくる。(宮下 京香)

 ◆ブラジル 世界ランク1位。11回目の出場。五輪最高成績は金メダル(08、12年)。03年から名将のジョゼ・ギマラエス監督が率いる。エースのガブリエラ・ギマラエス、ロザマリア・モンチベレルら21年東京五輪銀メンバーがそろい、世界屈指の高い攻撃力を誇る「カナリア軍団」。

 ◆ポーランド 世界ランク4位。4回目の出場。五輪最高成績は銅メダル(64、68年)。52年世界選手権銀、64年大会で五輪初のメダルを獲得した古豪。長身203センチの得点源マグダレナ・スティシャクを中心に、高さのある攻守で圧倒する。

 ◆ケニア 世界ランク20位。4回目の出場。すべて1次L敗退。64年東京五輪銅メダルの菅原貞敬氏が指導し、強化した結果、00年シドニーで初出場。身体能力は高く、強力な攻撃を見せる反面、細かいプレーに難がある。21年東京五輪では日本が3―0で勝利している。

 ◆バレーボール女子の五輪1次L突破条件 12チームを4チームずつ3組に分け、総当たり戦を実施。各組の上位2チームと各組3位のうち勝敗や勝ち点、セット数などで競う総合成績で上位2チームの計8チームが決勝Tに進む。進出した1、2、3位グループ内それぞれの総合成績により、決勝T1回戦となる準々決勝の組み合わせが決定。例として1位突破組の成績最上位は、3位突破の2位と対戦する。

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