プロボクシングWBO世界Lフライ級王者ゴンサレスが王座返上…WBO会長がXで発表 昨年は寺地拳四朗との3団体統一戦予定も中止
スポーツ報知 / 2024年6月19日 19時56分
プロボクシング主要世界4団体の一つ、WBOのフランシス・バルカルセル会長は18日(日本時間19日)、自身のXで、WBO世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)が保持している王座を返上、フライ級(50・8キロ以下)に転向すると発表した。
バルカルセル会長は「ジョナサン・ゴンサレスが今日、タイトルを返上した後、WBO世界フライ級1位にランクされるだろう」と投稿した。
ゴンサレスを巡っては、WBA&WBC世界ライトフライ級統一王者・寺地拳四朗(BMB)の対抗王者として注目され、2023年4月には寺地との3団体統一戦を行う予定だったが、ゴンサレスが肺炎を発症し中止となった。ゴンサレスは同年10月のジェラルド・ザパタ(ニカラグア)とのタイトルマッチも棄権して中止となったが、今年3月、WBO暫定王者レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)との団体内王座統一戦に判定勝ち。3度目の防衛に成功した。
ゴンサレスは19年8月、当時WBO世界フライ級王者・田中恒成(畑中)に挑戦し、7回TKO負け。その後、ライトフライ級に転向し、21年10月にWBO王座を獲得。22年11月には岩田翔吉(帝拳)の挑戦を受けたが判定で退けた。今後、フライ級が主戦場となれば、次戦は田中戦以来の試合となる。
現在、WBO世界ライトフライ級のランキングは1位が岩田、2位はハイロ・ノリエガ(スペイン)、3位はレジー・スガノフ(フィリピン)、4位のタノンサック・シムシー(タイ)となっている。ゴンサレスが王座を返上し、空位となれば、ランキング上位選手による王座決定戦が行われる予定だ。
33歳のゴンサレスの戦績は29勝(14KO)3敗1分け。
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