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日テレ「24時間テレビ」今年のテーマは「愛は地球を救うのか?」チャリTシャツはスタジオジブリ・宮崎吾朗氏がデザイン

スポーツ報知 / 2024年6月20日 8時0分

総合司会の水卜麻美アナ

 日本テレビ系大型チャリティー番組「24時間テレビ47」(8月31日、9月1日)のテーマが「愛は地球を救うのか?」に決まり、チャリTシャツのデザインをスタジオジブリの宮崎吾朗監督が手がけたことが、20日の同局系「ZIP!」の生放送で明かされた。総合司会は今年もフリーの羽鳥慎一アナウンサー、日テレの水卜麻美アナが務める。

 水卜アナは「24時間テレビは1978年に始まって本当にたくさんの方にご協力をいただいてきました。これまでにお寄せいただいた寄付金が合わせておよそ433億円です。災害復興支援や福祉車両の贈呈など多岐にわたるチャリティー活動をしてまいりました」と同番組の歩みを紹介。「しかし、去年の11月、24時間テレビチャリティー委員会の一社でこの寄付金の着服という事態が発覚しました。皆様からの信頼を裏切ってしまう行為です。改めて心よりお詫びを申し上げます」と謝罪した。

 そのうえで「皆様からのこの大切な寄付金をこれから責任を持って届けるため、外部の弁護士を交えた対策チームと共に再発防止策を作りまして、今後皆様に信頼していただけるよう努めてまいりたいと思っております」と決意を述べた。

 水卜アナは「見てくださった方、寄付をしてくださった方、24時間テレビで自分の思いを伝えたいとその場を選んでくださった方、笑顔で参加をしてくださった方、そしてチャリティーの支援を受け取ってくださった方。皆様のことが今思い浮かんでいます。私も10年、総合司会を務めてきましてそういった方々がこの24時間テレビを作ってくださっていたんだな、とずっと思ってきました」とコメント。「この皆様が作ってくれた24時間テレビを私たちは続けたいです。24時間テレビで信頼を取り戻せるよう必死に考えて伝えてまいりたいと思っています」と語った。「『愛は地球を救うのか?』このテーマを私たちは自問自答し、24時間テレビを再スタートします」と言葉に力を込めた。

 「24時間テレビ」をめぐっては昨年11月、系列局の日本海テレビ元幹部が「24時間テレビ」の募金などを着服。これを受け「24時間テレビチャリティー委員会」は今年2月に再発防止策として〈1〉募金活動における新たな規約の策定〈2〉専門業者への委託〈3〉募金活動のモニタリング調査〈4〉24時間テレビ不正通報窓口の開設の4点を徹底するなどとしていた。

 ◆今年の放送にあたって「24時間テレビ47」吉無田剛・総合プロデューサーコメント

 「今年、24時間テレビを放送して良いのだろうか?」…昨年の放送が終了し、翌年の準備を始めた矢先のことでした。「募金の着服」という不正行為が発覚。多くの方の善意で成り立っている根幹が揺らぐ事態に、番組制作は数ヶ月の間、ストップしました。

 正直、まだ多くの方の理解を戴けているとは思っていません。一度、揺らいでしまった信頼はすぐには取り戻すことはできないと感じています。ただ一方で、これまで番組に携わってきた多くの出演者・スタッフが、心からの善意で、全力でチャリティーに取り組んできたことも事実で、支援を待っている方が全国にいることも事実です。これまで続けてきたチャリティー自体を否定したくはないですし、続けることでしか信頼を回復することはできない…。そんな思いで、今、ようやくスタートラインに立つことができました。

 本日発表となったチャリTシャツのデザイン。手がけて下さったのは、スタジオジブリ宮崎吾朗監督。

「愛は地球を救うのか?」…この問いを今年のテーマに決めた日から、チャリTシャツのデザインについて悩み続けました。今年のテーマをデザイン化することはとても難しいことでした。

 悩んだ末、スタジオジブリに相談することにしました。スタジオジブリは、時代が抱える問題を繊細に感じながら、作品を作り続けてきたアニメーションスタジオであり、日本テレビの大切なパートナーです。スタジオジブリなら、このテーマを絵にしてもらうことができるかもしれない――そう考え、鈴木敏夫プロデューサーに相談しました。

 鈴木プロデューサーの答えは「愛だけじゃ地球を救えないんじゃない?」というものでした。そして、こう続けてくださいました。「難しいテーマだけど、宮崎吾朗君なら、相談に乗ってくれるかもしれない」。その助言をもとに私たちは、宮崎吾朗監督を訪ねました。

 番組が置かれている厳しい状況、そして抱えている悩みを正面から伝えました。それを聞いた吾朗さんの最初の反応は、決してポジティブではありませんでした。「このテーマを絵にすることは難しい…」と率直に言われました。それでも吾朗さんは、会話を続けてくださいました。今の時代に感じていること、テレビというものに感じていること…。そうして会話は、吾朗さんが「やります」と明言のないまま、終わりました。

 その日の夜、私たちに一枚の絵が届きました。そこに描かれていたのは、一匹の犬。そして「Will Love Save the Earth?」という文字と、犬が発する「I have no idea.」「What do you think?」という言葉。24時間テレビの原点である“地球”のアイコンも描かれていました。

 ユーモラスで、皮肉も込められているけど、見た人が笑顔になる…私たちの思いが絵になっていました。24時間テレビが、改めて一つ一つのことに取り組んでいくんだという、最初の一歩がこのチャリTシャツのデザインです。全国の皆さんに気に入っていだたければ嬉(うれ)しいです。

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