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旭川実が29年ぶりの4連覇…MF萩野琉衣主将が勝ち越し弾…サッカー全道高校体育大会

スポーツ報知 / 2024年6月20日 8時37分

後半29分、勝ち越しゴールを決めた旭川実・萩野琉衣(左=カメラ・島山 知房)

◆サッカー◇全道高校体育大会 ▽男子決勝 旭川実4-2札幌大谷(19日・札幌市白旗山競技場)

 男子は決勝で旭川実が札幌大谷に4―2で勝利し、29年ぶりの大会4連覇を達成した。立ち上がりに失点したものの、MF萩野琉衣主将(3年)の勝ち越し弾など4得点を奪って逆転した。全国高校総体(7月27日初戦・北海道)に出場する。

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 主力を欠いても王者は強かった。5得点の準決勝に続き、この日も大量4得点で快勝。95年の室蘭大谷(現・道大谷室蘭)以来29年ぶりの偉業達成に、旭川実・MF萩野琉衣主将(3年)は「(5月の)プリンスリーグで負けている(2●4)相手だったので、みんなライバル心があった。その相手に勝って優勝できたのはうれしい」とはにかんだ。

 18日の道大谷室蘭戦からスタメン4人を入れ替えて臨んだ。追いかける展開になっても慌てず、持ち味の攻撃力で試合をひっくり返した。前半4分にCKから先制点を献上したが、その1分後にロングボールのこぼれ球をMF山田奏和(3年)が押し込み同点。後半16分には途中出場のMF高杉龍乃介(3年)が冷静にGKをかわしてゴールネットを揺らした。3分後に同点に追いつかれたが、同29分に萩野がPKを沈めてリードを奪うと、2分後に高杉がダメ押し弾で勝負を決めた。

 3月にU―17日本高校選抜に選出されたFW清水彪雅(3年)が、5月下旬に左足首の靭帯(じんたい)を断裂。今大会は欠場を余儀なくされた。得点力不足が懸念されたが、4試合12得点と攻撃陣が奮闘。全国には清水が復帰する見込みで、130人近い大所帯を統率する萩野主将は「攻撃は全国でも通用する。まずは去年のベスト16を超えていきたい」と目標を掲げる。

 昨季はプレミアリーグEASTに参戦し、1シーズンで降格という悔しさを味わった。「去年プレミアに出て、北海道と他(地域)との差を感じた」と富居徹雄監督(52)。レベルの違いを痛感したからこそ、4連覇を達成しても表情に緩みはなかった。「昨日も今日も早い段階で失点している。北海道レベルだから戻すことができたけど、全国で返すのはきつい。改善していかないといけない」。16強の先にある8強、4強も見据え、北海道の雄が全国の強敵に挑む。

(島山 知房)

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