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遠野を初連覇に導いた抜群のチームワーク…その軸はMF馬場大瀬主将…東北高校サッカー選手権大会

スポーツ報知 / 2024年6月20日 9時25分

優勝し喜びを爆発させる遠野イレブン(カメラ・山崎 賢人)

◆サッカー◇東北高校選手権大会 ▽決勝 遠野0-0(PK9-8)専大北上(17日・ユアスタ)

 17日に行われた東北高校サッカー選手権大会は遠野(岩手1位)が2年連続6度目の優勝を成し遂げた。大会を通じて我慢強く戦い、同校としては初めて連覇を達成した。私立の強豪がひしめく東北で、県立高校ながら安定した勝負強さを発揮するチームを、サッカー担当の山崎賢人記者が「見た」―。

 世代が変わっても安定した強さを発揮し続ける遠野。その要因は、昨年大会や全国高校サッカー選手権大会に出場したメンバーが自分の役割を全うしていることだ。特にボランチの一角で10番を背負うMF馬場大瀬主将(3年)がチームの軸となっている。視野を広く持ったビルドアップで攻撃を展開し、体を張った守備と声で統率。岩手県勢同士となった専大北上(岩手2位)との決勝では押し込まれる状況が続き「内容的にはまだまだまだ」。それでも落ち着いたゲームコントロールで勝利に導き「勝ちという結果には自信がついた」とうなずいた。

 絶対的なエースFW照井颯人(3年)の活躍も大きい。岩手県大会から今大会決勝までの全9試合で15得点。172センチだが、馬力のある体幹を持ち合わせ前線でボールをキープ。攻撃のタメをつくり、一瞬の隙を突いて強烈なシュートを放ち、ゴールを量産した。

 今大会登録メンバーの約9割が遠野中学校など、地元・岩手の学校から集まっている。幼少期から性格を知り尽くしている仲間たちが抜群のチームワークを発揮。今年から指揮を執る工藤竜也監督(36)は選手たちに「スタッフがいなくてもやれるチームが一番相手が嫌がる」と伝え、自主性を持たせてU―18プレミアリーグEASTに所属する尚志(福島2位)などをなぎ倒した。

 7月27日から始まる全国高校総体では今大会の結果におごらず、一戦必勝で挑む。「去年もいいチームと言われたなかで、気の緩みとかもあって大敗(市船橋に1●5)した。その経験を違う形でアプローチして1回戦を突破したい」と馬場主将。東北王者としての意地を見せ勝ち進む。(山崎 賢人)

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