叡王戦最終局 午前のおやつは藤井聡太叡王「ダブルミルクレープ」伊藤匠七段「プレミアムショートケーキ」

叡王戦五番勝負第５局で午前のおやつに出された藤井聡太叡王の「ダブルミルクレープ」（左）と伊藤匠七段の「プレミアムショートケーキ」（日本将棋連盟提供）

　山梨県甲府市の「常磐ホテル」で２０日、将棋・第９期叡王戦戦五番勝負第５局が指されている。午前１０時、藤井聡太叡王＝竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖と合わせて八冠＝と、挑戦者・伊藤匠七段に午前のおやつが出された。

　藤井は「ダブルミルクレープ」。山形県特産のさくらんぼ「佐藤錦」のクリームと、北海道産クリームチーズを使ったクリームが格子柄に重ねてあるもので、叡王戦主催社の洋菓子メーカー・不二家が今月１４日に全国で順次発売を開始した新商品。ミルクレープの層と同様、勝ってタイトル２３期と最多記録も重ねるか。ドリンクはアイスレモンティー。

　伊藤は「プレミアムショートケーキ」。砂糖を加えた生クリームを泡立てた「シャンテリークリーム」と国産イチゴをサンドした不二家のオリジナル。同学年・藤井に一泡吹かせる妙手を繰り出したい。アイスティーをオーダーした。

　午前１０時時点の５８手目は伊藤が４九角と打ち込んだ。藤井が慎重に１６分ほど対応を考え、次手で５六角と打ち、伊藤の角をけん制した。正午から１時間、昼食休憩に入る。