【広島】末包昇大「もっと打点を稼ぎたい」“サンタナ打法”継続でリーグ戦再開後の巻き返しへ

リーグ戦再開後の反撃を誓った末包（中央、カメラ・畑中　祐司）

　広島の末包昇大外野手が２０日、リーグ戦が再開する２１日の中日戦（バンテリンＤ）からの巻き返しを誓った。４番を任される機会も多い中で「もっと打点を稼げたら。ホームランは、出ればラッキーぐらい。最低限の場面で最低限のことができるように」と、中軸としての自覚をにじませた。

　交流戦前は打率３割４分５厘、３本塁打、８打点と存在感を発揮したものの、交流戦は中盤に１７打席無安打もあって期間中は２割３分９厘にとどまった。「後手に回って、あっさり終わっちゃった打席が多かった。状態としては、そこまで悪くない」と、復調に自信はある。

　左膝故障の出遅れから、５月８日の１軍復帰後はリーグ首位打者のヤクルト・サンタナを参考に、練習に取り組む。「バットの面が長く、しっかりラインが出せている。横振りにならず縦振りというイメージ」。最近も映像を見る機会は多いという。“サンタナ打法”の継続で頼もしさを取り戻し、リーグ首位を快走するチームをさらに押し上げる。