1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

宝塚歌劇宙組が本拠地で9か月ぶり再始動 往年の名曲に乗って全60人が笑顔でレビュー

スポーツ報知 / 2024年6月20日 14時31分

約9か月ぶりに再始動した宙組公演のフィナーレ。(左から)天彩峰里、桜木みなと、芹香斗亜、春乃さくら、瑠風輝、松風輝(写真は前日の通し稽古、カメラ・筒井 政也)

 宝塚歌劇宙組の特別公演「Le Grand Escalier ―ル・グラン・エスカリエ―」(作・演出、齋藤吉正)が19日、本拠地の兵庫・宝塚大劇場で初日を迎えた。

 宙組は芹香斗亜(せりか・とあ)と春乃さくらの新トップコンビ本拠地お披露目公演初日の翌日だった昨年9月30日に娘役・Aさんが転落死。同10月以降、全5組のうち宙組のみ一切の公演をしておらず、約9か月ぶりの再始動となった。

 元々、宙組は歌劇団の創立110周年記念として5月から和物ショー「宝塚110年の恋のうた」と人気RPGを題材にした「ファイナルファンタジー16」の上演を予定していたが、昨年12月にすべて白紙化。代わって「十分な準備期間を確保し公演の万全を期すため」(公式ホームページ記載)、レビューのみの大劇場では異色の特別公演の形となった。

 題名はフランス語で、タカラヅカの象徴の舞台機構「大階段」。オープニングでは青・白・赤の仏国旗のトリコロールカラーで大階段と衣装が彩られた。1927年(昭和2年)に日本初のレビューとして上演された「吾(わ)が巴里(パリ)よ<モン・パリ>」のテーマ曲で始まり、本作のために作られた主題歌「Le―」へ。歌詞は他の4組の名称が練り込まれ、その後に「清らかな宙が私を誘う」とつなげた。

 1時間20分の全30場は、序盤のシャンソン以外は過去の劇団作品の名曲が使用され、世界各国をめぐる構成。初夏らしいラテンダンスもあり、昨年6月以降休演していた第103期生の男役ホープ・亜音有星(あのん・ゆうせい)も約1年ぶりに復帰し、現メンバー全60人が笑顔で歌い踊った。劇団の110年の歩みが、文字で垂れ幕に投影される演出もあった。

 再び大階段が出現する第9、10章は「This is TAKARAZAKA!」と題され、芹香は「愛の旅立ち」(85年・星組「ザ・レビューIII」)をソロで熱唱。今月11日に初放送されたCS局「タカラヅカ・スカイ・ステージ」の「タカラヅカニュース」の稽古場情報で芹香は、組長・松風輝(あきら)と2人で出演し「『愛の旅立ち』は皆様、よくご存知の曲かと思いますが、心に届く歌を歌いたいと思います」と話していた。

 トップコンビのデュエットダンスは、宙組では15年に上演された「王家に捧ぐ歌」の「世界に求む」に乗って踊った。

 同劇場では30日まで。東京宝塚劇場では7月20日~8月25日に上演される。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください