大谷翔平、ロッキーズ戦「１番・ＤＨ」で２１号先頭打者弾！リーグ単独トップに浮上！

◆米大リーグ　ロッキーズ―ドジャース（２０日、米コロラド州デンバー＝クアーズフィールド）

　ドジャース・大谷翔平投手（２９）が２０日（日本時間２１日）、敵地・ロッキーズ戦のスタメンに「１番・指名打者」で名を連ねた。１番の先発は４試合連続。第１打席で中堅に先頭打者アーチを放った。２試合ぶり２１号でリーグ単独トップに浮上した。

　前日１９日（同２０日）の敵地・ロッキーズ戦では、２打席目に左中間へ走者一掃の３点適時二塁打を放つなど、５打数２安打３打点。１６日（同１７日）の本拠地・ロイヤルズ戦から４試合連続でマルチ安打と打点をマークしている。ベッツが離脱して代役の１番を務めながら好結果を出し続け「（ベッツは）リーダー的な存在の選手ですし、なかなか簡単に埋まる穴ではないと思いますけど、みんなで何とかカバーしたい」と必死にバットを振っている。

　ロッキーズの先発はタイ・ブラック投手（３３）。１７年にジャイアンツで８勝を挙げた経験もある左腕で、今季はここまで３勝４敗、防御率４・６５の成績を残している。大谷は初対戦。被打率が右打者の３割４分９厘ながら、左打者は１割９分６厘と左打者との対戦を得意にしていた。

　試合が行われるロッキーズの本拠地でコロラド州デンバーのクアーズフィールドは、標高約１６００メートルの高地で、気圧が低いため空気抵抗が少なく、他球場に比べて約１０％打球の飛距離が伸びるといわれて「飛ぶ球場」、「打者天国」とされており、今カード２本目となる本塁打をマークした。

　大谷は前日１９日終了時点でチーム７６試合中７３試合に出場して、２９３打数９３安打（リーグ２位）の打率３割１分７厘（同３位）、２０本塁打（同１位タイ）、５２打点（同４位タイ）、１６盗塁（同６位タイ）をマークしている。この日が１２連戦１０試合目。試合後にはロサンゼルスに戻って、２１日（同２２日）から本拠地で古巣・エンゼルスとの２連戦が待っている。