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伊藤匠初タイトル! 同い年の藤井聡太八冠を七冠に「運が良かったかな」

スポーツ報知 / 2024年6月20日 19時32分

山梨県甲府市での将棋・第9期叡王戦五番勝負第5局で駒を並べる挑戦者・伊藤匠七段(日本将棋連盟提供)

 将棋・第9期叡王戦五番勝負第5局が20日、山梨県甲府市の「常磐ホテル」で指され、挑戦者・伊藤匠七段が、藤井聡太叡王=竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖と合わせて八冠=を後手番の156手で破り、シリーズを「●〇〇●〇」の3勝2敗で制し、悲願の初タイトルを獲得した。

 21歳8か月でのタイトル獲得は、郷田真隆九段(92年9月・王位戦)の21歳5か月に次ぐ歴代8番目の年少記録。藤井一強時代に風穴を開け、新風を吹き込んだ。

 振り駒の結果、先手は先手は藤井に。これまでの4局と同様に角換わりで進行したが、伊藤は昼食休憩前に持ち時間(各4時間)の約半分を費やしてしまい、時間的に苦戦した。伊藤は「かなり陣形差があり、こちらが神経を使う展開」と振り返った。

 中盤以降も八冠に攻められたが、反撃に転じて、藤井を先に1分将棋に。自身のちに秒読みに陥ったが、藤井の粘りを冷静にさばき切った。「途中はこちらが終盤戦のようで、自信がなかったが、なんとか辛抱強くさせたかな」と努めて表情を崩さずに話した。

 20年10月に棋士になり、当時、棋聖、王位の順で取り、2冠だった同学年・藤井の背中を追い続けた。しかし、昨年の竜王戦、今年の棋王戦はともに全敗。叡王戦も初戦は落としたものの、経験を糧に“3度目の正直”を果たした。

 反撃がかなった番勝負は「全体的に苦しい将棋が多かったと思うので、運が良かったのかなと思います」と謙そん。「タイトル戦でずっと苦しかったので、一つ結果が出せてよかった。勝因は…ちょっと分からない」と正直な胸中を明かした。

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