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【明日の金ロー】イーサン・ハントの「人間くささ」が描かれる「ミッション:インポッシブル3」

スポーツ報知 / 2024年6月20日 21時0分

トム・クルーズ演じるイーサンと婚約者のジュリア(C)2024 Paramount Pictures.All rights reserved.

 21日の金曜ロードショー(後9時)は、「ミッション:インポッシブル」シリーズの3週連続放送のラスト、「ミッション:インポッシブル3」(2006年)が、枠を35分拡大して本編ノーカットで放送される。

 トム・クルーズ演じる腕利きスパイのイーサン・ハントは現役を引退。恋人のジュリアとも婚約し、諜報機関IMFの教官となっていた。だが、敵組織に拉致された教え子の救出をするために現役復帰を決意。現場に向かうが、作戦は失敗する。さらに、敵組織はジュリアを誘拐。48時間以内に組織が狙う「ラビットフット」を入手し、手渡さなければジュリアを殺害すると予告する。絶体絶命のピンチを迎えたイーサンは、”ミッション”をクリアできるのか―。

 「ミッション―」シリーズは、第5作の「―ローグ・ネイション」(15年)以降のクリストファー・マッカリーまでは毎作品監督を替えて製作。前作は先週の当コラムでも書いたようにジョン・ウーが監督を務めたが、今作はJ・J・エイブラムスがメガホンを執った。今でこそ「スター・ウォーズ」シリーズのエピソード7(15年)、9(19年)などの作品で知られるエイブラムス監督だが、当時は活動の中心はテレビドラマ。映画は本作が初メガホンだった。

 抜てきしたのは、プロデューサーも務めているトム自身。当初、本作は別の監督に決まっており、脚本も完成していたそうだが、公開当時エイブラムス監督は「(脚本が)かなり暗い内容だったので『書き直したい』と言ったら、トムがOKしてくれた」と明かしている。

 また、エイブラムス監督は「イーサン・ハントが、どんな人間かが分かるような作品を作りたかった」という。婚約者のジュリアが登場するなど、シリーズの他作品と異なりイーサンの「人間くささ」が描かれているのは、エイブラムス監督の意向だった。ちなみに、本作が公開された06年にトムは米女優のケイティ・ホームズと結婚(12年に離婚)。”リアル”とストーリーが完全に重なっていた。

 ところで、本作のクライマックスシーンは中国で撮影されている。上海から車で1時間から1時間半ほどの距離にある、西塘という古い建物が残る水郷の街だが、もしかしたら日本になっていた可能性があった。

 トムは当初、本作のロケ地として東京での撮影を熱望。だが、許可が下りなかったことと、自由に使える広大な土地が必要だったことから断念し、中国を選んだという。ただ、当時のスポーツ報知の取材では「日本は美しい文化を持っている。それを紹介するためにもぜひ、日本で撮影したい。今までにない東京を描く自信もある」と言及。来日会見でも「次回は東京で撮影したい」とのプランをぶち上げていた。

 残念ながら、ドバイの超高層ビル、ブルジュ・ハリファなどで撮影されたシリーズ4作目の「―ゴースト・プロトコル」(11年)では日本ロケは実現せず。とはいえ、「ローグ・ネイション」公開時の来日会見でも「許可さえ下りれば、すぐ撮るよ」とコメントしていた。もちろん、親日家のトムだけにリップサービスはあるだろうが、今後のシリーズに期待したいところだ。(高柳 哲人)

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