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Bリーグ初の東大出身指揮官 B2ベルテックス静岡の森高大新ヘッドコーチが「B1昇格」宣言

スポーツ報知 / 2024年6月21日 8時52分

B2ベルテックス静岡の就任会見で写真撮影に納まる森HC(中央、左は松永社長、右は麻生GM)

 Bリーグ初の東大出身のヘッドコーチ(HC)が誕生した。B2ベルテックス静岡は20日、静岡市内で森高大(たかひろ)新HC(34)の就任記者会見を開いた。今季はB1のA東京でトップアシスタントコーチ(TAC)を務めた新HCが「来季はB2優勝、B1昇格」と、力強く宣言。香川出身で東大卒業後、米国のウエストバージニア大大学院でコーチ学を学んだ新指揮官が来季は新生ベルテのタクトを振る。

  初めて誕生した東大出身のBリーグHCが、熱く語った。ベルテックス静岡の新指揮官に就任した森HCは記者会見で2024―25年シーズンの目標を問われると、「優勝して昇格することです」と、力強く言い切った。

 B1のA東京でTACなどを務めて9年。ステップアップを考えていた時期に、ベルテからHCの話が舞い込んだ。「(A東京は)居心地は良かったけど、安住して成長が止まるのは避けたかった」と、新天地での挑戦を決意。チームの責任を背負う立場のHC職に対しては、「不安がないわけではないけど、楽しみ。責任を背負って戦っていきたい」と、力を込めた。

 前チームからの伝統を継承しながら、新たな森流バスケを築いていく。守備面では「アグレッシブに仕掛けながらも堅いディフェンスをつくっていきたい」。攻撃では「ピック&ロールの指導が得意なので、そこをベースにして、選手の特性に合わせ、バラエティーに富んだバスケットを目指したい」と、話した。

7月中旬に始動 新チームの始動は7月中旬の予定。10月のリーグ開幕に向けて、戦術などを落とし込んでいく。「練習はあまり奇をてらったことは、好きではない。まずは、しこたま走ってもらう練習をするかもしれません」と、選手にハードワークを求める指揮官が不敵に笑った。

 来季は、Bリーグ参入6年目となるベルテ。「子どもたちに胸を張って見てもらえるバスケをしたい」。34歳の若き新指揮官のもと、新たな歴史をつくっていく。

(塩沢 武士)

 ◆森 高大(もり・たかひろ)1989年6月30日、香川県生まれ。34歳。バスケットの指導者だった母親の影響で小2から競技を始めた。高松高から東大に進学し、米ウエストバージニア大大学院ではコーチ学を専攻した。170センチ、73キロ。

 〇…会見に同席した麻生卓志GMが、B1川崎から移籍加入した焼津市出身の増田啓介(26)=静岡大成中出=について語った。194センチとサイズも十分で、「B1でも外国籍選手をうまくディフェンスしていた印象があって、今回は早い段階から声をかけさせてもらった」と、目玉選手の一人として獲得に乗り出したことを明かした。「彼が入ったことで攻守にオプションが増えると思う」と、期待を寄せた。

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