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村田昴が7連続狙いKO宣言「冷静に大人のボクシングで最後は倒します」無敗のホープ7・6初10回戦

スポーツ報知 / 2024年6月21日 14時39分

粟生トレーナーのミットに力強いパンチを打ち込む村田(右)(東京・神楽坂の帝拳ジムで)

◆プロボクシング▽スーパーバンタム級(55・3キロ以下)10回戦 村田昴―ブライアン・ジェームス・ワイルド(7月6日、後楽園ホール)

 無敗の日本スーパーバンタム級5位・村田昴(帝拳)が、7連続KO勝利でタイトル戦に乗り込むことを宣言した。デビューから6戦全KO勝利中の村田は、来月6日にWBOアジアパシフィック同級15位ブライアン・ジェームス・ワイルド(フィリピン)と初の10回戦を行う。

 同門で来月18日に日本王座に挑戦する日本バンタム級1位・増田陸らとスパーリングを行い調整に励む村田は「この試合はタイトル戦への布石になる。初めての10回戦で、長いラウンドができるかを試される。いい内容で、最後は倒して勝つ」と意気込む。今回はプロになって初のサウスポーとの対戦。アマ時代は多くの左構えの選手と対戦経験があり、特に苦手意識などはないが「前の手(右)の使い方が勝負のカギ。右のジャブ、フックをうまく当てていけば、必ず左も当たる」と13戦無敗(12勝6KO2分け)のワイルドとの一戦をにらむ。

 トップアマからプロ入りしたホープは10月で28歳を迎える。同じくトップアマからプロ入りした同学年の選手には日本、東洋太平洋、WBOアジアパシフィックの地域タイトルを持つ選手も多く、その中でも西田凌佑(六島)が先月4日にIBF世界バンタム級王座を奪取した。「意識はしていませんが、すごい刺激になっている」と、負けてられないと奮い立つ。世界を目標に日々汗を流しているが、まずは今年中の地域タイトルの獲得を目指している。「試合が始まると頭に血が上って攻めることばかりを考えていますが、今回は冷静に大人のボクシングをしたい。ラウンドの中で強弱をつけて相手を仕留める」と村田。周囲を納得させ、タイトル戦へ名乗りを上げる自信はあるようだ。

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