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【巨人】杉内投手チーフコーチ、戸郷翔征に苦言「防げた点は2点ぐらいある。求めている物がもっと上なんで」

スポーツ報知 / 2024年6月21日 23時12分

1回1死三塁、長岡秀樹に中前適時打を打たれた戸郷翔征(カメラ・上村 尚平)

◆JERA セ・リーグ 巨人2―4ヤクルト(21日・東京ドーム)

 巨人・戸郷翔征投手が今季7勝目、通算50勝を目指して先発したが、初回に1点を奪われるなど6回まで投げ6安打3失点で降板となった。

 戸郷は1回、先頭の西川遥輝外野手に初球を右中間二塁打され、1死三塁から長岡秀樹内野手に前進守備の二遊間を抜ける中前タイムリーを打たれ1失点。4回には山田哲人内野手に5号ソロ本塁打を浴びた。

 6回にもサンタナ外野手の中越え二塁打から1死一、三塁とされ、スクイズ(記録は犠打野選)で3点目を失った。

 戸郷の投球について、杉内俊哉投手チーフコーチは、「戸郷はそうだね、あんまり球速もでてなかったし、疲れももちろんあるんだろうけど、でもまだシーズンの半分なんでね、疲れたなんて言ってられないから乗り切ってもらわないとですね」と語った。

 先発として、調子が悪い中でも試合を作ったことについても「防げた点は2点ぐらいあるかなって僕は思うんでね、それを防げたらもっと違う展開になってたかなと」と指摘。

 「初回とホームラン。あの2点は防げたなって。先頭初球143キロの真っすぐでしょ、あれが47とか出るんだったらね、しかたないけど。正直(ストライクを)とりにいったようにしか見えなかったんでね、それじゃ打たれるよなってベンチでみてましたけどね」と、1回先頭打者への初球を二塁打された投球を挙げた。

 そして、「それでも6回3失点抑えてくるところは技術はあるし、力もあるんだけど、求めている物がもっと上なんで、監督もそう思っているはずなんで、それはこちらサイドは納得しないよなっていうのはありますね、もっとできるよな」と、エースへの期待を込めて、厳しい言葉を続けた。

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