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巨人・戸郷、6回3失点で50勝はお預けも「記事を見て知ってくれる人がいる」丁寧な取材対応にファンへの思い 

スポーツ報知 / 2024年6月22日 5時10分

6回にスクイズで追加点を許し悔しがる戸郷(カメラ・宮崎 亮太)

◆JERA セ・リーグ 巨人2―4ヤクルト(21日・東京ドーム)

 伸びていく打球を横目に、巨人・戸郷翔征投手(24)はため息をつきながら、うなだれた。0―1の4回2死。山田に4球目のフォークを捉えられ、左翼席上段へ飛び込む5号ソロを浴びた。「粘りきれなかった、これが全てだと思います。いいところでいいものを、勝負どころで持ってこられなかった」。6回110球を投げ、6安打3失点で4敗目。通算50勝はお預けとなった。

 本調子ではない中、なんとか試合をつくりたかった。前回14日の日本ハム戦(エスコン)では134球の完投勝利で交流戦を終え、通常通り中6日のリーグ戦再開初戦を任された。「チームに勢いを付けたい」と意気込んで上がったマウンドだったが、初回に先頭・西川の二塁打などで1死三塁から長岡に先制の中前適時打。4回には山田のソロ、6回にもスクイズで追加点を許した。最速は148キロ止まりで「スライダーも抜けたり、今日は本当に質が悪かった」と思うようなボールが投げられず、何度も首をかしげた。それでも4番・村上を3打席連続空振り三振に仕留めるなど7K。打線の援護がない中、5試合連続となるクオリティースタート(6回以上自責3以下)は達成した。

 どんな時でも真摯(しんし)な姿勢を貫いている。投球内容が悪くても、試合後には嫌な顔をせずに一人一人の記者の目を見ながら取材に応じる。「だって、記者の人も普段いい記事を書いてくれて、そういうのを見て僕のことを知ってくれる人がいるわけだから」。この日も悔しさをにじませながらも丁寧に言葉を紡いだ。気持ちのこもった投球、温かな人柄はチームメート、ファンにも届いている。

 「今日のことを次につなげられるようにまたやっていきます」と力強いまなざしで語った。苦しい時を乗り越えて、さらに戸郷は強くなる。(水上 智恵)

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