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巨人・長野久義、節目の安打記録に王手…大台到達なら高橋由伸上回り球団史上最年長の39歳6か月

スポーツ報知 / 2024年6月22日 5時5分

9回2死一、二塁、2点適時二塁打を放った代打・長野(カメラ・上村 尚平)

◆JERA セ・リーグ 巨人2―4ヤクルト(21日・東京ドーム)

 ただでは終わらなかった。長野が意地の一打で、節目の記録に王手をかけた。4点を追う9回2死一、二塁。代打で登場し、石山の初球、真ん中低め149キロ直球を完璧に捉えた。5月26日の阪神戦(甲子園)以来、14打席ぶりの快音。歓声に後押しされた打球は左中間へ伸び、2点二塁打となった。「(戸郷)翔征が頑張っていたので打てて良かったです」。チームは敗れたが、百戦錬磨のベテランが5月8日の中日戦(バンテリンD)以来の適時打を放ち、完封負けを阻止した。

 メモリアル安打に王手をかけた。長年の経験、勝負どころでの集中力が凝縮されたような一打が通算1499安打目。1500安打にあと1本と迫った。到達すれば高橋由伸の36歳3か月を上回り、球団史上最年長39歳6か月での達成となる。試合後は「また明日頑張ります」と短い言葉に決意を込めた。頼れる背番号7はまだまだ歩みを止めない。(宮内 孝太)

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