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6点取られて5点取り返してドローに今江監督「何が起こるか分からなかった。点差もよく分からなくなってきた」

スポーツ報知 / 2024年6月22日 6時0分

楽天・フランコ

◆パ・リーグ 日本ハム9―9楽天=延長12回=(21日・エスコンフィールド)

 日本ハムと楽天は史上初めて助っ人同士による満塁弾の応酬の末に、4時間22分の壮絶ドローに終わった。日本ハムが7回、フランミル・レイエス外野手(28)の3号グランドスラムなどで6点を奪って突き放したが、楽天も直後の8回にマイケル・フランコ内野手(31)の3号満塁アーチなどで5点差を追いついた。9回にも1点を取り合い、結局延長12回両軍譲らず。新庄ハムと交流戦王者の意地がぶつかり合った。

 * * *

 こん身のひと振りで、楽天・フランコが流れを一変させた。5点を追う8回2死満塁、フルカウントから日本ハム・ザバラの160キロを左中間スタンドまで運んだ。7回にレイエスの満塁弾で5点差とされた直後、“満弾返し”となる3号グランドスラムで1点差。「真っすぐだけいけるように考えていた。打った瞬間、入ったと思った」と胸を張った助っ人砲が、終盤もつれにもつれた大激戦へと導いた。

 試合は、続く代打・阿部の2者連続弾で同点とすると、9回に辰己のセンター左への適時三塁打で勝ち越し。しかしその裏、2死走者なしから則本が投ゴロを一塁へまさかの悪送球。続く水谷に同点の中越え三塁打を運ばれ、延長へ突入した。勝ち試合を落としたようにも見えたが、8回の驚異的な追い上げは、交流戦Vの勢いが続いていることを印象づけた。

 今江監督も「よく追いつきましたよ。よく粘りました。本当に粘ったと思います。今日は何が起こるか分からなかった。あんな6点差…、1イニングで追いついたのか。5点差か。点差もよく分からなくなってきた」と苦笑しながらも、「本当に選手はよくやってくれたと思います」。7回以降、両軍計13点を奪い合う激闘は、今後へつながるリーグ戦再開初戦となった。(山口 泰史)

 【記録メモ】日本ハム・楽天戦は7回裏にレイエス(日)、8回表にフランコ(楽)が満塁本塁打。両軍満塁本塁打の打ち合いは、昨年7月4日に浅村(楽)、頓宮(オ)が打ち合って以来、プロ野球17度目。パ7度目(セ9度、交流戦1度)。外国人打者同士の満塁弾応酬は初めてになる。また、延長引き分けとなったが、延長戦は、10年8月21日井口(ロ)―カラバイヨ(オ)以来2度目。このときは11回にロッテが勝利。また、引き分けは3度目になるが、83年9月11日リー(ロ)―門田(南海)、87年4月19日の衣笠(広)―原(巨)の過去2度は、時間制限により延長に入らず。この日のように満塁本塁打の打ち合いで、延長引き分けは初めてになる。

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