【西武】100敗ペース 球団ワースト更新の32回0点 渡辺GM兼監督代行「プロとしてどうなのか」
スポーツ報知 / 2024年6月22日 5時5分
◆パ・リーグ オリックス2―0西武(21日・京セラドーム大阪)
あまりにもホームが遠い。2点を追う9回2死一、二塁。長谷川が空振り三振に倒れると、渡辺GM兼監督代行は悔しさを押し殺した。14日のDeNA戦(ベルーナD)の4回に1点を挙げてから32回無得点で、西鉄時代の1964年に残した球団記録31回を60年ぶりに更新。3試合連続完封負けは球団ワーストタイ記録という屈辱が重なった。
好機はあった。5回1死一、三塁で源田がカウント2ボールからスクイズを仕掛けるがファウルに。後続も倒れて得点できなかった。試合のなかった19日にはシーズン中では異例のケース打撃を敢行。エンドラン、スクイズなどで1点をもぎ取る意識を再確認したが実らなかった。渡辺監督代行は「決めるところで一発で決めるように練習している。みんなプレッシャーがかかっているのか」と首をひねった。
昼間の株主総会で、チームの不振への指摘が相次いだが、意地を見せられず今季4度目の5連敗。64試合目で45敗目となり、このペースでいくとシーズン100敗に達してしまう。「これだけ点が取れないというのは、プロとしてどうなのかというところを野手にはメッセージとして伝えたいと思います」と監督代行。強い口調に出直しへの決意をにじませていた。(秋本 正己)
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