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J1札幌 前半戦最後は「振り切った戦いを」…三上大勝代表取締役GMのコンサ便り

スポーツ報知 / 2024年6月22日 7時58分

北海道コンサドーレ札幌

 23日の横浜M戦で前半戦が終わる。最下位という現状から抜け出すためには、振り切ってやるということを表現できるかだと思う。少なくとも3―5で負けた2日の東京V戦までは中途半端だった。その後、選手とミシャとも同じ場で話し合い、その結果、ルヴァン杯、天皇杯と振り切ってやってくれた。いい雰囲気になっていたが、15日の京都戦ではそれができなかった。

 ミシャを今シーズン続投させたのは、選手がこのサッカーなら勝てるという自信があったのが大きな要因。じゃあそのサッカーが何って言ったら、連動性を持ってフルコートを使って、コンビネーション等々で攻撃すること。相手があるのは分かるが、京都戦ではその振り切った戦いではなく、相手のロングボールに対してセカンドボールを回収する一般的な対処法をしていた。選手には試合後に言ったが、だったらミシャのサッカーをやる必要ねえじゃんと。みんなで決めたんだから、自信を持っているサッカーをやらなきゃと。まだまだ狂っている歯車があるのは確かだが、マリノス戦では振り切った戦いを表現しないといけない。

 20日に大崎の獲得を決めた。彼に最初にコンタクトを取ったのは5月下旬、日本に帰国する予定という時だった。神戸でやっていた時に興味深い選手として追っていたが、オファーに至らなかったのは海外志向が強く、声をかけても難しいだろうと。今回も一番はヨーロッパでやりたい意思はあったから、彼から積極的な売込みはしてなかった。それだけに多くの人やクラブが彼の情報を持っていたわけではなかった。我々は今までの進捗(しんちょく)状況を聞けていたので、確認したらワンチャンスあるなと。コンディションだけは見たいと、練習参加を打診した。

 今のチーム状況を考えた時、最終ラインができて、ボランチで落ち着きを出して試合を終わらせられる選手が必要だった。玲央はそこにマッチしていたし、どのポジションでやっても前を動かす能力は高い。そういう選手はうちには多くないので、大きな武器になる。当然、先発で出てほしいと思っているが、試合の最後にもう1回パワーをかけたい時、彼のような選手がいた方が、確実に勝ち点を持ってくる結果につながる。

 玲央が最初の補強になったが、当然これで終了ではない。後ろはケアできたので、前めのポジションに比重を置いた補強を一番に考えている。一部で報道されたタイやベトナムの選手ではない。それ以外の外国人を含めて複数人、最終段階まで交渉が進んでいることはお知らせしておく。(株式会社コンサドーレ代表取締役GM 三上 大勝)

 ◆三上 大勝(みかみ・ひろかつ)1971年9月17日、室蘭市生まれ。室蘭大谷高、札幌大を経て、94年から2年間、当時JFLのNEC山形でプレー。ポジションはDF。99年に当時の札幌の運営会社「北海道FC」入社。00年から強化部スカウト。07年に強化部長、14年からGM。同年から一般社団法人コンサドーレ北海道スポーツクラブの代表理事も兼任。22年1月、コンサドーレの代表取締役GMに専任となった。

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