不倫報道の声優・古谷徹 「コナン」「ＯＮＥ ＰＩＥＣＥ」を降板…所属事務所が発表

古谷徹

　５月に「週刊文春」で一般女性との不倫が報じられた人気声優の古谷徹（７０）が吹き替えを務めていたアニメ「名探偵コナン」の安室透役、「ＯＮＥ　ＰＩＥＣＥ」のサボ役を降板することを所属事務所「青二プロダクション」の公式サイトで発表した。

　「週刊文春」は古谷が自身のファンだった３０代の一般女性と４年以上にわたり不倫関係があり、女性は妊娠、中絶したことなどを報道。古谷はこれを認め自身のＳＮＳなどで謝罪していた。古谷が声を担当していた安室とサボはアニメ内でも屈指の人気を誇るキャラクターだった。

　青二プロはサイトで「直接的に著しく作品及びキャラクターのイメージを傷つけてしまった」としてこの２作品について「降板のお願いを申し入れるとともに、受けていただく運びとなりました」と報告した。古谷も「今の自分に唯一できる償いの形として、熟考の末、断腸の思いで、安室透役とサボ役を降板することにいたしました」とコメント。「多大なるご迷惑をおかけいたしました皆様にこの場を借りて改めて謝罪申し上げます」とつづった。

　「コナン」の公式サイトでも古谷の降板を報告し「今後の放送に向けての対応につきましては、これから協議を進めてまいります」とコメント。「ＯＮＥ　ＰＩＥＣＥ」は公式サイトで「声優を変更することとし、選考を進めてまいります」と新たな声優を起用することを明かした。

　◆古谷　徹（ふるや・とおる）１９５３年７月３１日、横浜市出身。子役として活動し、１０歳で洋画の吹き替えで声優デビュー。多くの人気キャラクターを演じ、主な代表作に「巨人の星」の星飛雄馬、「機動戦士ガンダム」のアムロ・レイ、「聖闘士星矢」の星矢、「ドラゴンボール」のヤムチャ、「美少女戦士セーラームーン」のタキシード仮面などがある。