【広島】大瀬良大地、７回３安打無失点で４勝目 ２９イニング連続無失点で防御率は０・８７

７回を無失点に抑え４勝目を挙げた大瀬良大地がヒーローインタビュー後にポーズ（カメラ・豊田　秀一）

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　中日１―３広島（２２日・バンテリンドーム）

　広島・大瀬良が７回３安打無失点の快投でチームの連敗を止めた。開幕から無傷の４連勝は、同７連勝の１７年以来。「ウィニングボールを持って帰りたい思いがあった」。自身の３３歳の誕生日でもあった１７日に生まれた第２子の長女に届けるため、試合後は足早に広島へ戻るタクシーに乗り込んだ。

　７日のノーヒットノーランを挟んで連続イニング無失点が続いていたが、この日は別の重圧があった。「たくさん（長女誕生を）報道していただいた。まずはこの試合でいい投球をしないと、と。ちょっとホッとした」。無失点は球団では０９年・大竹の４３イニングを筆頭に過去３人しかいない３０回の大台に王手の２９回に伸ばし、防御率も０・８７に上昇した。

　前夜のカード初戦は防御率０・４９で“隠れ１位”の高橋宏に７回無失点と封じ込まれたが、リベンジに成功した新井監督は「ウチにも９回を投げて１点も取られない投手がいる」とご満悦。２位・阪神とのゲーム差は再び２・５となった。（畑中　祐司）