五輪切符争う古江彩佳は７５で通算４オーバー 「バーディーが全然取れなかった一日」

◆米女子プロゴルフツアー　メジャー第３戦　全米女子プロ選手権　第３日（２２日、米ワシントン州サハリーＣＣ＝６７３１ヤード、パー７２）

　古江彩佳（富士通）は２３位から出て、２バーディー、３ボギー、１ダブルボギーの７５とスコアを落とし、通算４オーバーでホールアウトした。

　１番パー４でグリーン右バンカーからの第３打が奥へ行き、４打目もピンに寄せることができず、２パットでダブルボギー発進となった。３番も第２打がバンカーにつかまりボギー。５番パー３はグリーン右側のピンに対し、第１打は左のカラーへ。このホールもボギーとした。９、１１番でバーディーを奪った後、１５番をボギー。最終１８番パー５は２・５メートルの好機を迎えたが、バーディーパットはカップ右を抜け、パーとなった。

　ラウンド後はＷＯＷＯＷのインタビューで「バーディーが全然取れなかった一日だった。（前半のショットについて）１つ、２つのホールでは曲がっていたが、そこ以外はショットを戻すことができたので、最初の方以外はうまく直していけたと思う」と悔しそうに振り返った。

　最終日に向けては「しっかり集中し直して、明日はアンダーで回っていけるように」と気持ちを切り替えた。古江は日本勢２番手でパリ五輪出場圏内の世界ランク２０位で大会を迎えた。日本勢４番手のランク２２位から逆転を狙う山下美夢有（みゆう）が優勝争いをしている状況のため、第３日を終えて五輪争いでは厳しい状況に立たされている。残り１８ホール、悲願のパリ行きへ全力を尽くす。