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【高校野球】北海道栄 ハワイ生まれ尼崎育ちの松本イアン元輝が勝利呼び込む2安打1打点

スポーツ報知 / 2024年6月23日 8時55分

6回1死三塁、右前適時打を放つ北海道栄・松本(カメラ・島山 知房)

◆第106回全国高校野球選手権南北北海道 ▽南・室蘭Aブロック1回戦 北海道栄8×-0苫小牧高専=7回コールド=(22日・とましん)

 4地区で開幕し、7試合が行われた。南北海道の室蘭地区では昨夏準Vの北海道栄が8―0の7回コールドで苫小牧高専を下し、快勝発進。ハワイ生まれ、兵庫・尼崎育ちの5番・松本イアン元輝左翼手(2年)が2安打1打点で打線を勢いづけた。苫小牧中央は2番・米田篤史右翼手(3年)の3安打などで静内に8-1(7回コールド)で逆転勝ちした。

 北海道栄の“まっちゃん”が、地区開幕戦で快音を響かせた。6回1死三塁から右前に適時打を放つと、塁上で白い歯をこぼした背番号7の松本。「3年生が声をかけてくれて、落ち着いて打席に入れた。やっと出せてよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 高校入学後初めてベンチ入りした昨秋、今春と背番号は2ケタ。今夏から1ケタ番号を背負う。身長185センチの長いリーチを生かした打撃が持ち味で「いろんなボールを拾えたり、ランナーをかえす打撃をしてくれる」と、糸瀬直輝監督(48)。5番で起用されると、第1打席でいきなり公式戦初安打となる二塁打も放ち、指揮官の起用に応えた。

 米国人の父、日本人の母を持ち、0~4歳までハワイで生活していたが「英語はしゃべれないです」。お笑いコンビ「ダウンタウン」の2人と同じ尼崎市で中学卒業までを過ごし、吉本新喜劇のテレビ放送を見て育った虎党の関西人だ。阪神戦や高校野球は、車で30分の距離にある甲子園球場で何度も観戦した。特に印象に残っている試合は17年夏の決勝・花咲徳栄―広陵。「全員から応援されている姿を見ていいなと。自分もプレーしたいと思った」と、甲子園球児として凱旋(がいせん)することを目指している。

 昨春、夏と道大会準優勝を果たしたものの、新チームになった昨秋から2季連続で地区予選敗退中。雪辱を期す夏だが、次戦(25日)の駒大苫小牧戦で早くも一つ目の山場を迎える。「お笑いの道に進むことはないです。野球で成功したい」と将来の夢を語る16歳が、強敵撃破に挑む。(島山 知房)

 〇…苫小牧中央の米田が夏初戦から大暴れだ。第1打席で二塁打を放つと、第3打席は2死一、二塁から右越えの2点適時三塁打。7回は中前打で出塁し、コールド勝ちを決める8点目のホームを踏んだ。入学当時の体重は66キロだったが、1日5000キロカロリーの食事で現在の79キロまで成長。「打球の飛距離もスピードも全然違う」と実感している。次戦(25日)は同じ私立の道大谷室蘭戦。「一戦必勝で戦う」と腕をまくった。

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