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【高校野球】川根がお家芸「犠打野球」で夏も旋風巻き起こす…全国高校野球静岡大会・話題校紹介

スポーツ報知 / 2024年6月23日 10時21分

夏も16強入りを狙う川根ナイン(カメラ・伊藤 明日香)

 川根は、お家芸の「犠打野球」で夏も旋風を巻き起こす。春は46大会ぶりに県大会へ駒を進め、2回戦の星陵戦(10〇9、延長12回)では14安打、13犠打と徹底した攻め方で16強入り。前回出場以来となるシード権を獲得した。野田雅人監督(56)は春の快進撃をたたえながらも、敗れた一戦に向き合った。続く3回戦は日大三島に0―8で7回コールド負け。2安打に抑え込まれ、四球での出塁もなく「持ち味を出せなかった」と指摘した。

 出塁率向上のため、打撃力を磨いた。「打てないのを理解したのか、自主練習に多く取り組む選手が増えてきた」と野田監督。日系ブラジル人のヒロキ・カウエ中堅手、風間裕斗投手(ともに3年)が1月から昼休みに行っていた打撃練習に、春大会以降は3年生全選手が参加している。

 県中央山間部にある川根本町の人口は約5800人。うれしい話題は地域をにぎわせた。「練習試合がある時、十数人ほどの住民の方が見守る日もあった」とヒロキ。選手も応援を感じ取っていた。

 1999年を最後に16強入りから遠ざかる夏も、地元に朗報を届けたい。野田監督が不動の4番と明言する堀田寛心捕手(3年)は「春と同じくベスト16を目指したい」と力を込めた。指揮官は「打てない状況がきても、バントヒットやバスターで何としても出塁する」と策を巡らせた。レベルアップに励む打力に得意の小技も絡めて、相手を翻弄(ほんろう)する。

(伊藤 明日香)

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