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【広島】末包昇大が“事故現場”に清めの塩 前日に負傷交代でスタメン外れるもベンチ入り

スポーツ報知 / 2024年6月23日 13時9分

負傷した末包昇大(左)に声をかける新井貴浩監督(カメラ・豊田 秀一)

◆JERAセ・リーグ 中日―広島(23日・バンテリンドーム)

 広島の末包昇大外野手が、ベンチスタートとなった。前日22日の守備で左太もも裏を痛めて途中交代していた。今季は左膝内側半月板損傷で出遅れたが、5月8日に1軍昇格してからスタメンを外れたのは初めて。

 試合前には全体ウォーミングアップに加わらず、手に塩を盛って姿を見せた。そのまま左翼付近へと向かい、食堂から持ち出したという塩をまいた。患部にも塩をこすりつけた後、手を合わせて一礼。「事故現場なので。自分のためと、他に“犠牲者”が出ないように」と願った。

 その後は別メニューで練習に取り組んだ。「張りはもちろんありますけど、とりあえず動いてみて、ある程度は大丈夫だった」と軽症を強調。自身の決勝2ランで勝利した前日の試合後には、新井監督が「そんなにシリアスなものではないと思う」と症状を説明。23日以降の出場について「状態を見て判断したい」と語っていた。

 末包は、今季ここまで34試合で打率2割8分5厘、チーム単独トップ6本塁打で17打点は同2位。10試合で4番にも座るなど、貴重な長距離砲として存在感を発揮している。

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