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日本、世界5位オーストラリアと引き分け 河村勇輝が残り2分18分から“圧巻ショー”で10連続得点 最多28得点

スポーツ報知 / 2024年6月23日 17時9分

第4Q、試合終盤95-95の同点に追いつく3ポイントシュートを決めて、胸に手を当てる河村勇輝と盛り上がる観客(カメラ・小林 泰斗)

◆バスケットボール男子 ▽強化試合(23日、札幌市・北海きたえーる)

 パリ五輪に向けた強化試合で、世界ランク26位の日本は、同5位のオーストラリアに95―95の同点で終えた。強化試合のため、延長戦の実施はなかった。

 第1クオーター(Q)、日本はオーストラリアに3ポイント(3P)を5本決められ、リードを許す展開も、河村勇輝(横浜BC)とジョシュ・ホーキンソン(SR渋谷)のコンビで18―18の同点に。そこから富樫勇樹(千葉J)の連続得点で逆転し、今季滋賀でプレーした川真田紘也のダンクなどで突き放して29―23で終えた。

 第2Qは、一時12点のリードも、日本は約3分半無得点のうちに、14連続失点。強度が上がった相手の守備に苦しみ、49―49の同点で前半を終えた。

 第3Qは、69―72の3点ビハインドで終え、最終第4Qに入ると、序盤に富樫の3P、今季長崎に所属していた馬場雄大のダンクで一気に逆転。だが、オーストラリアも粘って3Pを沈めるなど、再びリードをされる。ここで本領発揮したのは河村。残り2分30秒を切ってから、“圧巻ショー”を繰り広げ、10連続得点。残り18秒には河村の3Pで同点に追いついた。

 最後は残り0・4秒にオーストラリアにフリースローを与えるも、ファンからの割れんばかりのブーイングで2本とも失敗。同点で試合が終わった。

 この日は、河村が最多28得点を挙げた。

 今回の強化試合は両チームともNBA選手は不在。またオーストラリアはすでに発表されているパリ五輪代表候補選手はおらず、若手中心だった。

 日本は22日の試合ではオーストラリアに1点差で惜敗。昨夏のW杯以来の日本代表戦となった富永啓生が最多18得点、富樫勇樹(千葉J)が16得点だった。

  ▽23日の日本メンバー

【PG】富樫勇樹(千葉J)、佐々木隆成(三遠)、河村勇輝(横浜BC)

【SG】比江島慎(宇都宮)、富永啓生(ネブラスカ大卒)

【SF】馬場雄大(今季長崎)、吉井裕鷹(A東京→三遠)、金近廉(千葉J)、ジェイコブス晶(ハワイ大)

【PF】井上宗一郎(越谷)

【PF・C】ジョシュ・ホーキンソン(SR渋谷)、

【C】川真田紘也(今季滋賀)

※候補16人のうち、テーブス海(A東京)、山ノ内勇登(ネバダ大)、張本天傑(名古屋D)、渡辺飛勇(今季琉球)は登録外。22日の試合には出場。

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