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河村勇輝、残り18・3秒劇的3Pで同点「僕が打つ予定はなかった」指揮官も活躍評価「今日の試合、河村っぽい」

スポーツ報知 / 2024年6月23日 18時24分

第4Q、試合終盤95-95の同点に追いつく3ポイントシュートを決めて、胸に手を当てる河村勇輝と盛り上がる観客(カメラ・小林 泰斗)

◆バスケットボール男子 ▽強化試合(23日、札幌市・北海きたえーる)

 パリ五輪に向けた強化試合で、世界ランク26位の日本は、同5位のオーストラリアに95―95の同点で終えた。強化試合のため、延長戦の実施はなかった。

 この日、とてつもない活躍を見せたのは、昨年W杯日本代表の河村勇輝(横浜BC)だった。4点ビハインドの第4クオーター(Q)残り2分18秒に、ドライブから得点。このゴールを皮切りに、連続得点。残り18・3秒には、92―95の3点差を追う中、3Pを沈め、土壇場で同点としてみせた。

 同点の3Pを決めた場面について河村は、「コールプレー自体は、僕が打つ予定はなくて、僕がドライブして引き寄せて、比江島選手か馬場選手、井上選手の誰かに3Pを打ってもらうプレーだった」という。だが、「オーストラリアの選手も3Pを警戒して、パスもできなかった。その中で、かなり僕もドライブでちょっとペイントの中に入っちゃって。『3P、打てないかな』と思ったんですけど、戻って。どうしよかなと考えて、僕が空いたので打とういう気持ちで打ちました」と説明した。

 指揮官もこの日の河村に関して「今日の試合、河村っぽいじゃないですか」と評価した。

 今回の強化試合は両チームともNBA選手は不在。またオーストラリアはすでに発表されているパリ五輪代表候補選手はおらず、若手中心だった。

  ▽23日の日本メンバー

【PG】富樫勇樹(千葉J)、佐々木隆成(三遠)、河村勇輝(横浜BC)

【SG】比江島慎(宇都宮)、富永啓生(ネブラスカ大卒)

【SF】馬場雄大(今季長崎)、吉井裕鷹(A東京→三遠)、金近廉(千葉J)、ジェイコブス晶(ハワイ大)

【PF】井上宗一郎(越谷)

【PF・C】ジョシュ・ホーキンソン(SR渋谷)、

【C】川真田紘也(今季滋賀)

※候補16人のうち、テーブス海(A東京)、山ノ内勇登(ネバダ大)、張本天傑(名古屋D)、渡辺飛勇(今季琉球)は登録外。22日の試合には出場。

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