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古川聡氏、2度目の宇宙滞在から帰還 子どもたちに向け「色々なことに興味持って」

スポーツ報知 / 2024年6月23日 19時52分

報告会に出席した古川聡氏

 宇宙飛行士の古川聡氏が23日、東京大学安田講堂で「古川聡 宇宙飛行士 ミッション報告会」に出席した。第69/70次長期滞在ミッションとして、23年8月から199日間国際宇宙ステーション(ISS)に滞在。第28次/29次長期滞在をした11年以来12年ぶり2回目。

 この日はJAXAのTシャツなどを着た多くの小学生が来場。MCの「せーの」の呼びかけで、「古川さーん」と古川氏を会場に迎え入れた。宇宙飛行士が訓練などで着るブルースーツ姿で現れた古川氏は「今日はミッションの報告をしたいと思うので、大いに楽しんでください」と来場者に向けあいさつした。

 同イベントでは実験や生活を、クイズや質疑応答を交えて振り返った。〝宇宙にしか見つけられない答えが、あるから〟をモットーにミッションを進めた古川氏。宇宙でのトマト栽培や水再生実証システムに挑戦したと明かした。「トマトは芽が出たところで泣く泣く断念した」と完成したトマトを食べることはできなかったというが、宇宙での自給自足に向けた進化がうかがえた。

 宇宙での余暇を宇宙版ドローンInt‐Ball2で撮影された写真や動画を見せながら公開。ISSから見えたというオーロラや各国の夜景を見せると、あまりの美しさに会場が湧いた。「早起きして、(他のクルーの邪魔にならないように)静かに出窓から地球を見た」と1年近く宇宙に滞在する古川氏お墨付きの絶景だ。

 滞在中にはクリスマスや正月も。クルーと一緒にプレゼント交換やケーキ作りを楽しみ「仲間の美術センスがある人がすごいなと思ってた。自分はカラフルなだけ」と笑った。また睡眠、食事、運動など地球で生活する時との違いの話には「宇宙飛行士になりたい」と思う子どもたちが真剣なまなざしで聞いていた。

 宇宙での生活を終え、一番伝えたいことにチームワークを挙げた古川氏。「身の回りのこと、勉強でも運動でも課外活動でもいろんなことに興味をもってほしい。そこから夢をもってほしい。こんな人になりたいというので一歩踏み出せる。これから叶うことを応援してる」と子どもたちにエールを送った。

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