キントーン、リクルートエージェント…あの女優は誰?と話題に 円井わん、今後挑戦したいのは「スパイ役です」
スポーツ報知 / 2024年6月24日 10時0分
女優・円井わん(26)が公開中の短編映画「光はどこにある」(野田麗未監督)で主演に抜てきされるなど、飛躍を遂げている。サイボウズのキントーン、リクルートエージェントのCMに出演すると「あの女優は誰?」とすぐさま話題になった演技派は「人と同じことをするのはイヤ。常に新しいことをしていたい」と今後の展望を語った。(坂口 愛澄)
映画主演作3本目となる「光はどこにある」では、悩みを抱えながら消化器内科病棟で働く看護師・田辺を演じた。看護師役は初挑戦だった。
「監督自身のお話だったので、野田さんとはかなり話し合いました。映画『DIVOC―12』に出演した時に野田さんは制作部で、ご縁がきっかけでオファーを受けさせてもらいました」
30分間の短編映画で演じ切るにあたり「どう落とし込むかは苦戦しました」と振り返った。
「ラストシーンは『このセリフは削って、こういうセリフを言いたい』など、かなり練り合わせていきました。(医療の)専門用語だったり分からないことも多かったけれど、その分、気づきもあって楽しかったです」
5歳頃から漠然と「役者になりたい」という思いを抱き、18歳で大阪から上京した。
「音楽もやりたかったけれど、才能はないと早々に諦めて『役者ならいける!』と思って今に至る感じです。(上京後は)運がよくていろんな人に出会えて、親元を離れないとつむげないものってあるなと気づかされましたね」
映画初主演は2021年公開の「コントラ KONTORA」。同作を指揮したアンシュル・チョウハン監督(38)と出会い、演技に対する考え方がガラリと変わった。
「今の芝居のスタンスが染みついた作品です。当時、芝居のやり方とかよく分からなかったんですけど、アンシュルに『台本は3回読んで捨てて! 覚えなくていい』と言われて。その場で生きろというやり方の監督で、この作品を通じてもっと自由に演じていいんだと学びました」
一度聞いたら忘れられない、インパクトのある芸名の由来を問うと「犬に似てるねとよく言われて『わんっていいじゃん!』ということで、まず名前が決まりました」とうれしそうに明かした。
「当時、19歳でトガり過ぎてたんですよ。誰彼構わず、にらんでいたくらいヤバい性格だった(笑い)。当時の事務所の方たちから『丸くなってほしい』という思いが込められているんです。とても気に入っています」
サイボウズ「キントーン」のCMでは、豊川悦司(62)演じる部長の部下役を務め、リクルートエージェントでは転職に悩む女性を熱演し、たちまち話題となった。
「サイボウズは特に、いろんな人からめちゃくちゃ反響がありましたね。ネットでも誰なんだろうと話題にしてもらって。監督から『あんまり芝居っぽくしないでほしい』と言われていて、撮影自体は秒で終わりましたよ(笑い)」
約2年前には、精神的に自分を追い込みすぎてしまい「うつ状態になったこともあった」と告白した。
「1か月、地元の大阪に帰省し休養しました。イップスみたいな感じでセリフ、声が出てこなかったんです。あの時は、女優として終わったと思ったし、本当にやめようかなと悩みました。だけど、この状態を抜け出すことができて、今は超ポジティブになって。時間が解決してくれたんですかね」
今後、挑戦したい役は「ず~っと言ってるんですけど、スパイ役です」と即答。また、高校時代にドラムに励んでいたこともあり、音楽活動にも興味を示している。
「作詞がめっちゃ好きで。ポエマー気質ですが、キモポエマーです。中学1年生から書きためているものがあるので、本気でいつか楽曲提供とかしてみたいです」
今年だけで、計12作品の映画とドラマに出演する売れっ子。20代になってからは「海外で活躍すること」を目標に掲げている。
「仕方がないことかもしれないけれど、(芝居に)慣れちゃうのがイヤなんです。サバイバルしながら生活するみたいな感じの方がいいんですよね。20歳の時に映画『ハリー・ポッター』などで監督をされたマイク・ニューウェル氏に『君は海外の作品にもっと出た方がいい』と言っていただいたことがあって。それからは、どういう方向で海外に進出するのかを考えていて、必ず実現したいです」
◆円井 わん(まるい・わん)1998年1月3日、大阪府出身。26歳。2017年の映画「獣道」(内田英治監督)で女優デビュー。Netflixドラマ「全裸監督」など話題作に多数出演。「コントラ KONTORA」(アンシュル・チョウハン監督)で映画初主演を務め、エストニアの「タリン・ブラックナイト映画祭」でグランプリを獲得。特技はドラムで趣味はダンス。
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