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スケボー堀米雄斗、五輪連覇の夢つながった…日本勢5番手から大逆転で出場権「プレッシャーを楽しめた」

スポーツ報知 / 2024年6月24日 5時30分

◆パリ五輪予選シリーズ(OQS)最終戦(23日、ハンガリー・ブダペスト)

 スケートボード決勝の男子ストリートで東京五輪金の堀米雄斗(25)=三井住友DSアセットマネジメント=が優勝し、日本勢5番手から大逆転で代表入りを決めた。2位の14歳、小野寺吟雲(ぎんう)は初、3位の白井空良(そら、22)=ムラサキスポーツ=は2大会連続。女子パークは5位の草木ひなの(16)=スターツ=が初代表。東京銀の開心那(ここな、15)=WHYDAH GROUP=、同金の四十住(よそずみ)さくら(22)=第一生命保険=も出場権を得た。男子パークの永原悠路(ゆうろ、19)=太陽ホールディングス=も決まった。

 苦しみ抜いた五輪初代王者が、大逆転で連覇への挑戦権を手にした。最大3枠の代表争いで低迷し、最終戦は日本勢5番手で迎えた。「この2年間は地獄というか、何をやってもうまくいかなかった。この大会で勝ち、少し光が見えた」。いつもはクールな25歳も、この日ばかりは熱くなった。

 不調の要因だった「ラン」で2位と好位置につけたことが大きかった。迎えた一発技のベストトリックで3回目に驚異的な97・10点。この日全体トップの得点で、合計点を283・01点にすると、雄たけびを上げ、ボードを高く蹴り上げた。「自分でも本当にびっくり」。五輪予選は、ここまで全7戦で表彰台は3位が1回のみ。代表入りは2位以内に入った上で、ライバルの結果に左右される状況だった。その最終戦で底力を見せた。

 予選落ちの大ピンチをしのぎ勝ち上がったものの、前日の準決勝で膝を負傷。決勝直前の練習で力が入らないほどだった。電気治療や痛み止めの薬で乗り切り「周りのサポートがないと、ここに立てなかった」と感謝した。

 東京五輪の金メダルで、インスタグラムのフォロワーは150万人を超えた。「スケボーの良さをもっと広げていきたい」と競技発展も願いながら活動を続けてきた。劇的な展開で切符をもぎ取った第一人者は、パリでも頂点を狙う。

 ◆堀米 雄斗(ほりごめ・ゆうと)1999年1月7日、東京・江東区生まれ。25歳。父の影響で6歳からスケートボードを始める。2016年にアマチュアの登竜門、タンパ・アマで4位になる。17年から最高峰のSLSに参戦し、18年には3戦3勝の快挙。世界選手権では19年銀メダル、21年に初優勝。同年の東京五輪で初代王者に輝いた。170センチ。

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