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小林豪己、3―0判定勝ちで地域タイトル初防衛 2月リング禍で亡くなった穴口一輝さんにささぐV1

スポーツ報知 / 2024年6月23日 21時12分

穴口一輝さんの遺影に見守られて初防衛を果たした小林豪己(カメラ・田村 龍一)

◆プロボクシング▽WBOアジアパシフィックミニマム級タイトルマッチ10回戦 〇小林豪己(判定)ジョセフ・スマボン●(23日・エディオンアリーナ大阪第2競技場)

 WBOアジアパシフィックミニマム級王者・小林豪己(25)=真正=が、サウスポーの挑戦者・ジョセフ・スマボン(22)=フィリピン=を3―0の判定で下し、初防衛に成功した。試合のダメージが原因で2月に死去したジムの同僚で、元日本バンタム級3位・穴口一輝さん(享年23)の遺影に見守られてV1。通算成績は小林が8勝(5KO)1敗、スマボンが6勝(3KO)1敗。

 勝ち名乗りを受けた小林は安どの表情こそ浮かべたが、会心の笑みはなかった。左ファイターのスマボンに中盤、ボディーブローを次々とぶち込んで弱らせたが、仕留め切れず。終盤は反撃を食らい、バランスを崩す場面さえあった。判定は97―93、97―93、96―94とジャッジ3者全員に支持されたが、攻防ともに満足できなかったという。ベルトを腰に戻し、穴口さんの遺影と記念撮影。芦屋大ボクシング部の2学年後輩で、真正ジムでも切磋琢磨(せっさたくま)した戦友だ。「心強かった」と感謝する一方、「この内容じゃ(天国で)一輝はめちゃくちゃ怒っていると思う。もっと前に出て魅せないと」と反省した。

 4戦ぶりの対サウスポー。今回は試合前、スマボンと同じ左構えのジムメート、日本スーパーフライ級王者・大橋哲朗(25)にアドバイスをもらいながら対左の感覚を取り戻し、この日のセコンドにも付いてもらった。「ボクシングは個人競技だと思っていたけど、今回初めてチームプレーだと実感した」。リング上で穴口さんの遺影を掲げた大橋にも感謝した。「まだまだ練習が足りない。もう一つ、上のレベルに行きたい」。戦友への思いを胸に、念願の世界初挑戦初奪取を目指していく。

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