松下奈緒、２０周年コンサートで決意「２０年と言わず、３０年、４０年と…」

デビュー２０周年コンサートを行った松下奈緒

　女優でアーティストの松下奈緒が２３日、東京・丸の内の東京国際フォーラムＣでデビュー２０周年コンサートを行った。

　「２０ｔｈ　ＡＮＮＩＶＥＲＳＡＲＹ　ＬＩＶＥ」と銘打たれた本公演は、５月２６日に大阪・新歌舞伎座を終え、東京でファイナル公演を迎えた。松下は「２０年分の思いとともに、たくさんの音楽をお届けしたい」とあいさつ。先月８日にリリースした２年ぶり９枚目のオリジナルアルバム「ｓｏｕＮｄｓ！」の収録曲も含む１７曲を披露した。

　ステージではピアノ曲やボーカル曲のほか、自身が出演したドラマの主題歌をメドレー形式で披露するコーナーも。ＮＨＫ連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主題歌である「いきものがかり」の「ありがとう」はしっとりとピアノ演奏で聴かせた。「２０１０年の作品ですから１４年前の話なのに、みなさんが今でも覚えていてくださる。こういう役に出会えることが本当に感謝」としみじみ。最新アルバムの収録曲「きらりら」は、いきものがかり・水野良樹が書き下ろしており「人生の大切な瞬間にいきものがかりの曲がある。２０年間の節目に私の夢がかないました」と喜んだ。

　７月２５日スタートのテレビ朝日系連続ドラマ「スカイキャッスル」や映画「風の奏の君へ」（公開中）など主演作が相次いでいる松下。デビュー２０年を迎えても役者業に加え、音楽活動、ＭＣ業など精力的な活動が続く。「これからも私にしかできないことをやっていきたい」と決意を語り「皆さんに幸せをどんどん届けられるような存在でありたい。２０年と言わず、３０年、４０年とどうぞよろしくお願いします」と呼びかけた。