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投手を困らせる巨人ヘルナンデスの高い内角対応力…髙橋尚成氏「軸となれる選手」

スポーツ報知 / 2024年6月24日 5時5分

ファンとタッチを交わすヘルナンデス(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ 巨人4―3ヤクルト(23日・東京ドーム)

 ヘルナンデスの対応力の高さが見えた試合だった。3回の一発は、厳しいインハイのツーシームをうまく肘をたたんで運んだ。投手目線でいえば、あのコースはファウルか、詰まらせて凡打に仕留めたいもの。あそこをコンスタントにさばけるとなると、投手としては攻め方をまた考え直さなければいけなくなる。

 日本に来る外国人選手は、必ず厳しい内角攻めにさらされる。現役時代にはミーティングで「内角のさばき」と「その後の外の変化球の対応」を確かめろとよく言われたものだ。だが、内角への対応がうまいとなれば、そこをボール球にしなければいけなくなり、ストライクゾーンが狭くなる感覚になる。ヘルナンデスにしてみればその球に飛びつかなければ、有利なカウントで打席を重ねていけ、結果もついてくる。そんな期待を抱ける打席だった。

 守備でも5回1死一、二塁で山田の左中間への大飛球をフェンス際で飛びついて好捕。あれがなければ、この試合はどうなっていたか分からない。メジャーの外野手にとって、フェンス際のプレーは大きな見せ場。フェンスを怖がることなく、ギリギリのプレーを平然とできる。攻守に貢献度が高く、今のチームにとって軸となれる選手だ。(野球評論家・髙橋 尚成)

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