橋下徹氏、北村晴男氏の“口撃”「彼は実務をやってないから」に反論「今の時代についていってないです」

橋下徹氏

　元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏と北村晴男氏が２３日放送の日本テレビ系「行列のできる相談所」（日曜・午後９時）にそろって出演。「令和の法律相談ＳＰ」と題し、８年ぶりに４人の弁護士集結となった番組で激しい議論を展開する一幕があった。

　この日、愛犬が事故死した際、事故の加害者側に請求する慰謝料の相談について、議論した２人。

　橋下氏が「（慰謝料の）額で見るんじゃないんです。裁判例の中身を見なきゃいけない。少子高齢化の時代の中、ペットは家族同様になっている。今の裁判例、判決は飼い主とペットの関係性をものすごく丁寧に書くようになったんです」と話すと、「額は決められないんです」と続けた。

　この発言を、北村氏は「彼は実務をやってないから、よく分かってないんです」とバッサリ。

　「判例の読み方を知らないんです」と、さらに“口撃”してきた北村氏に橋下氏は「今の時代についていってないです」と言い返した。

　さらに「弁護士が（慰謝料の増額を）目指すのは当然なんです。では、どのくらいが期待できるのかを説明するのが弁護士です」と主張した北村氏に橋下氏は「それが弁護士のダメなところなんですよ。基準があっても、それを超えていこう、チャレンジしていこうっていうのが政治家の精神であって、弁護士精神だけじゃ、これからの時代はやっていけないんです」と反論。

　橋下氏のこの言葉にＭＣの東野幸治は「今日は弁護士を集めた番組なんですよ。政治家は呼んでないんですよ」と、ツッコんでいた。