Ｊ３沼津が２戦ぶり勝利で２位キープ…途中出場のＭＦ持井響太が先制弾

後半３２分、先制ゴールを決めて祝福される沼津・持井（中央＝カメラ・武藤　瑞基）

◆明治安田Ｊ３リーグ　第１８節　沼津３－０奈良（２３日・愛鷹）

　アスルクラロ沼津は奈良を３―０で下し、２試合ぶりの白星を挙げた。後半３２分、途中出場のＭＦ持井響太（２５）が先制ゴール。同３８分にＣＫからＭＦ菅井拓也（３２）が加点し、同アディショナルタイム（ＡＴ）にＦＷ津久井匠海（２２）がダメ押し弾を放り込んだ。守備も今季６度目の無失点で締め２位をキープした。

　我慢の先に爆発が待っていた。後半３２分、ＦＷ川又の右クロスに持井が反応。右ワンタッチで仕留め、待望の先制点を奪った。「いい所に落としてくれたので流し込むだけだった」。慣れない途中出場だが３月２日の鳥取戦以来１６試合ぶりのゴールで均衡を破った。

　同３８分にはＣＫのこぼれ球に食らいついたゲーム主将の菅井が右足で加点。「しっかり足を振ることだけ意識した」。ＡＴ３分にＦＷ斎藤からパスを受けた津久井が３点目。途中出場の川又、斎藤、津久井、持井が得点にからみ采配ズバリの中山雅史監督（５６）は「代わった選手が特長を出し、役割を全うしてくれた」と拍手した。

　次は２９日に前半戦ラストのＹＳ横浜戦。持井は「しっかり連勝して折り返す」と宣言した。（武藤　瑞基）