1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【西武】若林楽人は「意外性の男」 僧侶の父が命名…球界の「GACKT」が新天地で輝く

スポーツ報知 / 2024年6月24日 11時47分

若林楽人

 西武・若林楽人外野手(26)と巨人・松原聖弥外野手(29)の1対1のトレードが24日、成立した。担当記者がその横顔を語る。

 【若林という男】若林楽人は意外性の男だと思う。入団1年目の21年。開幕からの44試合で20盗塁を決めたスピードに加え、ポジションは外野。1、2番タイプ向きではとつい思ってしまうが、2年目に入った翌年の春季キャンプでこんな話をしてくれた。「4番を目指すつもりでやっています。野球をやる上で本塁打というのが一番。打てないと楽しくないですし本塁打が一番、打者としては楽しいと思う。野球やっている以上そこを目指すのは毎年、変わらないのかなという感じです」。そんなポリシーがあるからか、よくも悪くも思い切りがいい。じっくり仕掛けたい場面で初球を打ち上げて凡退したかと思えば、5月1日の日本ハム戦でサヨナラ本塁打を放ったようにここ一番での勝負強さもみせる。だから、好機で打席に入ると何かやってくれるのではという期待を抱いてしまう。

 楽人の名は父で僧侶の尚道さんが名付けた。「何事も先頭に立ってほしい。1番を取れ」いう願いを込めて雅楽の指揮を執る、引っ張るという意味がある。そして、ミュージシャンのGACKTと同じ「ガクト」。以前、「幼少期からGACKTって言われて。違う分野でもああいうスター性は欲しい」と話していたが、巨人ではこれまで以上に注目度が増すはずだ。

 今の髪形はやや短めだが、パーマをかけたロン毛の時もあった。「みんな同じ髪形だったら、見ているファンの人たちも初めて来る人もいると思うのでわからないと思う。そういうところでちょっとキャラクターは大事」とアピールも忘れない。西武では定位置をつかむことはできなかったが、プレースタイルもキャラクターも巨人にはいないタイプとみる。環境が変われば、その意外性を発揮できるはずだ。

(西武担当・秋本 正己)

 ◆若林楽人(わかばやし・がくと)1998年4月13日、北海道白老町生まれ。26歳。駒大苫小牧高、駒大を経て20年ドラフト4位で西武入団。1年目は44試合に出場し、20盗塁をマーク。今季は19試合出場、打率1割2分9厘、3本塁打、5打点。50メートル5秒8の俊足。177センチ、75キロ。右投右打。推定年俸1220万円。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください