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【西武】若林楽人が松原聖弥との電撃トレードで巨人へ 「走攻守でアピールして戦力に」

スポーツ報知 / 2024年6月24日 11時41分

松原聖弥(左)と若林楽人

 西武・若林楽人外野手(26)と巨人・松原聖弥外野手(29)の1対1のトレードが24日、成立した。

 若林は球団を通して「一番思い出に残っているのは初スタメンの試合で、自分の名前がコールされたとき、プロ野球選手になったんだなと実感しました。僕はリハビリ期間も長かったですが、どんなときもタオルを掲げて応援してくださったファンの皆さんには感謝しかありません。新天地でも走攻守でアピールして、戦力として認識してもらえるよう一生懸命、一から頑張ります」とコメントした。

 20勝46敗の借金26で最下位からの巻き返しを目指す西武はチーム打率2割1厘、148得点はともに12球団ワースト。得点力アップが最大の課題。中でも1、2番の出塁率が低く、チャンスメークができる1、2番向きの打者は補強ポイントの一つでもあった。

 加えて外野は長距離砲の新外国人コルデロが不振で2軍調整中。蛭間が左手首痛で離脱するなど故障者も多い。岸、長谷川ら若手を積極起用し、育成の新人外野手・奥村を9日に緊急で支配下登録したが、打線全体として苦しいやり繰りが続いている。そこで左打者で力強い打撃が魅力の松原には即戦力として期待を寄せ、若林も松原同様に新天地で心機一転、伸びる可能性があり背中を押す形になった。

 巨人の外野手は現状、中堅・ヘルナンデスと右翼・丸が固定。左翼は立岡、萩尾、佐々木らで日替わりの起用となっている。2軍には秋広、浅野、岡田、オコエらもいるが、パンチ力と機動力を兼ね備える右打者の若林が加わることで外野手の活性化につながる。

 交流戦が終わってセ、パともにリーグ戦再開したばかり。シーズンはまだ半分以上残っていて、外野手同士のトレードで両チームともに戦力アップを図る。

 ◆若林楽人(わかばやし・がくと)1998年4月13日、北海道白老町生まれ。26歳。駒大苫小牧高、駒大を経て20年ドラフト4位で西武入団。1年目は44試合に出場し、20盗塁をマーク。今季は19試合出場、打率1割2分9厘、3本塁打、5打点。50メートル5秒8の俊足。177センチ、75キロ。右投右打。推定年俸1220万円。

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