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前半戦首位の町田・黒田剛監督が明かした本音「連敗すれば首位到達は難しい」神戸、G大阪との連戦控え

スポーツ報知 / 2024年6月24日 15時18分

町田・黒田剛監督

 町田の黒田剛監督が24日、町田市内での練習後取材に応じ、後半戦初戦となる神戸戦(26日・ノエスタ)、続くG大阪戦(30日・パナスタ)の“上位対決アウェー2連戦”を、今シーズンのターニングポイントに挙げた。J1初昇格クラブとしては史上初めて前半戦を首位で折り返し、後半戦のスタートは昨季王者で現在4位の神戸、続いては現在5連勝と波に乗る3位・G大阪戦。指揮官はまずは神戸戦に集中する中で「この2連戦は、リーグを通じたターニングポイントになる可能性はある。連敗すれば、首位に到達することは難しくなるぞ、どんどん引き離されるぞ、と選手たちには言った。それが嫌だったら、勝つしかない」と思いを明かした。

 まだシーズンは19試合を残すが、指揮官はここを勝負所のひとつ、とかぎ取っていた。「僅差であろうと、石にかじりついてでもこの首位を維持していくという魂を持って戦わないと、ひとつ気を抜いたりひるんだりすれば、下のチームが一気にくると思う」。一度でも首位の座を明け渡してしまえば、そこから巻き返していくのはそう簡単ではない、というのが黒田監督の見立てだ。この日のミーティングでは「首位ターンできた快挙については、選手達の頑張りを認め、そこには感謝するところから入った。その中で、神戸はどういう数字(データ)を持っていて、どれぐらいのモチベーションで我々に牙を向けてくるかをイメージさせた。選手達は、おのずとプロとしてスイッチを入れざるをえないデータを全員で共有した」という。

 町田旋風を巻き起こした前半戦、わずか4敗のうちの1つが、4月13日に国立での神戸戦。この試合では神戸のエース・元日本代表FW大迫勇也は負傷で不在だったが、昨季王者に力の差を見せつけられて1―2と敗れた。また両チームに共通する特徴的なデータもある。1試合平均の空中戦勝利数は、神戸が1位(23・4回)で2位が町田(22・3回)。「(神戸の選手は)ずば抜けて身長が高いわけではないが、駆け引きがうまい。普通に競らせてもらえない。体の使い方、ふっと(力を)抜いたり、競らせておいてコツン、と(体)当てて、とかうまい。ベテラン勢がしたたか、という印象はある」。ともに空中戦を武器として備えるが、経験豊富な選手たちを数多く擁する神戸に、警戒心を強めた。

 今シーズンが始まる前、クラブとして設定した目標は5位以内だった。現在はその上をいくが、目標の上方修正については明言しなかった。「ラスト5試合までは、目の前の一戦一戦を。その後は相手との関係値や勝ち点、いろんな数字を見ながらちょっとした駆け引きはできるかもしれないが。まずは5位以内に入るため、首位に居続けるために必要なのはここの2連戦」。首位ターンに浮かれることなく、勝負の後半戦に向けて気持ちを引き締めていた。

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