森カンナ、理想の女性像は「空気清浄機みたいな人」…初主演の連ドラでガールズラブに初挑戦

「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」で連ドラ初主演を務める森カンナ

　女優・森カンナが、７月４日スタートの大阪・ＭＢＳ制作のドラマ「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」（大阪では木曜・深夜０時５９分ほか神奈川・千葉などで放送）で連続ドラマ初主演を務める。このほど、ダブル主演の日向坂４６・加藤史帆と挑む“ガールズラブ”への意気込みや、理想の女性像を語った。

　対面すると、画面越しで見るよりも背が高く、すらりとしたスタイルが目を引く。身長は１６８センチで「『意外と大きいんだ！』ってよく驚かれます」とカラッとした笑みを浮かべる。

　１３歳でモデルとして芸能界入りし、０８年に女優デビュー。芸歴２３年で連ドラ初主演に「びっくりしましたね。２３年やり続けていたら、主演で呼んでいただけることがあるんだなって。うれしい」と喜びもひとしおだ。

　大人気ガールズラブ（ＧＬ）コミックスが原作で、職場でのＯＬ同士の恋愛が描かれる。森は、営業部エースの弘子先輩役を演じる。ＧＬ作品は初出演で「ひとつ大きな挑戦ですね。男性のラブコメ作品は見たことあるけど、女性のラブコメはこれまで見たことなかったので。新鮮で楽しみですし、新しい風を吹かせたい」と新境地に意欲を見せる。

　演じる弘子先輩は、仕事一筋のいわゆる“バリキャリ女子”だ。「私はおっとりしていないし、さばさばとしたタイプ」と役との共通点を告白。加藤演じる彩香に猛アピールされるも、森演じる弘子先輩は相手にしない、“じれキュン”オフィスラブに挑むことから「加藤さんのかわいさ、そして弘子先輩のかっこよさでキュンキュンしていただけたら」と力を込める。

　デビュー以降、特撮のヒロインや刑事役など数々の役を演じてきた。

　「気づけば何十年もやっている。お芝居は必死です。いくつになっても必死…。だけど年々、現場でいろんな人と話して役を作る過程や、ひとつのものを届けるために情熱を持って打ち込む時間が好きだなって。お芝居が大好きってよりも、物づくりが楽しいって感覚が強いかもしれません」

　理想の女性像を「会って気持ちのいい、ハツラツとした女性でありたい」と明かす。「現場にもたまにいらっしゃる“空気清浄機”みたいな人って理想だなと。そうあるためにはしっかり自分を整えて、気持ちよく日々生きていたい。頑張ろう、大変なことはいっぱいあるけど！」と、自らに言い聞かせるように誓った。（奥津　友希乃）

　◆森カンナ（もり・かんな）１９８８年６月２２日、富山県生まれ。３６歳。女性ファッション誌のモデルとしてデビュー。０８年、「うた魂（たま）♪」で映画初出演を飾る。テレビ朝日系「仮面ライダーディケイド」「警視庁失踪人捜査課」、フジテレビ系「ショムニ２０１３」などに出演。２１年にバスケットボール男子日本代表の馬場雄大と結婚。身長１６８センチ。血液型Ｂ。