【高校野球】７４年ぶり聖地へ仙台一・小川郁夢主将「いきなり山場」…宮城大会抽選会

校名札と番号札を掲げる仙台一・小川郁夢主将

　７月６日開幕の第１０６回全国高校野球選手権宮城大会の組み合わせ抽選会が２４日、名取市内で行われた。仙台一は１回戦（１０日）で仙台三との対戦が決まった。勝てば次戦は利府との対戦が濃厚と、力のある公立校が集まった。仙台三とは昨秋の県大会準々決勝で戦って勝利。最近も練習試合をしたという。小川郁夢主将（３年）は「いきなり山場ですね」と言いながら、「ここまで自分たちがやってきたことを出すだけ」ときっぱり。昨秋は県３位で東北大会に出場し、今春センバツの２１世紀枠候補まで選ばれたが落選。今春はけが人が重なり県２回戦で敗退した。ノーシードから目指す、１９５０年以来７４年ぶりとなる夏の甲子園出場へ、「守備からリズムを作って攻撃ではワンチャンスをものにする、自分たちの強みを出していきたい」と力強く語った。