1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【阪神】岡田彰布監督、22日DeNA戦で森下翔太を先発から外した理由を説明「怒った」…一問一答

スポーツ報知 / 2024年6月25日 5時0分

阪神・岡田彰布監督

 阪神・岡田彰布監督が24日、岡山・倉敷マスカットスタジアムで開催される25日・中日戦に備え、現地に移動した。依然として低空飛行を続ける攻撃陣に奮起を促し、また22日のDeNA戦(甲子園)で森下を先発から外した理由を説明。シンプルな思考で打席に立つ重要性を説いた。

 以下、監督の一問一答。

―打つ方が。

「そら打つ方や。オープン戦から言うてるやん。3、4、5、6…もうすぐ5か月目に突入する」

―打っている選手を参考にと言っていた。(雨天中止で)23日のような空いた時間を、選手もそういう時間に充ててほしい。

「まあ、どうやってるか、そこまでは俺は分からへんけど。しかし、GAORAが日ハムの練習風景を(23日午前)10時からやってたけど、郡司と万波やったけど、ケージから出ない打球は一発もなかったな。みんな前でうまいこと捉えてて。(打撃時間は)4分ぐらいかな。あの2人、ファウルチップがネットに当たる打球が1球もなかったな。たいしたもんや」

―それだけ捉えられている。

「そや、自分の前のポイントでな。ちょうどあの2人を見てから(インタビューに)行ったんやけど」

―ファウルもなし?

「ファウルもなしなし。全部前飛んどったな、ええ当たりで、言うたんやけどな。何回も。昔やったら石井琢朗な、石井琢朗が現役でええ時も若い選手に言うたけどなあ。見てみ、あのフリーバッティング、全部ライナーで1球もファウルチップなしや。ケージから出ない打球なかったよ。今年の最初の方かなぁ、ミーティングでも言うたけどな、みんなの前で」

―正しいフォームを再現できているからか。

「そういうことやんか」

―人のバッティングを見るのも一つだと。

「そら見なあかんやんか」

―打ち損じが多いか。

「多い。フリーバッティングのピッチャーでケージから出えへんのはおかしいよ。しかも差し込まれてファウルなあ」

―ポイントは前でと何度も言ってきた。基本的には速い真っ直ぐを前で捉える。

「真っ直ぐはな、変化球は泳いだらええんよ。大山のホームランでも泳いだホームランやんか。あれを見てどう思うかやろなあ。差し込まれたばっかりの選手がなあ。あの最後のインパクトをな、こういう打ち方を見てなあ。だから基本的にウチは泳ぐのが嫌や言うバッターが多いからな、結局。逆やって。それは今までの染み付いとる話や、引きつけて打て、引きつけて打てばっかりのな、練習しとったから。あれは悪影響、一番悪影響。引きつけるんじゃない、自分のポイントまで持ってきて打ついうことと勘違いするもんな、引きつけて引きつけて体の近いとこ近いとこって」

―前は詰まるバッティングがよしとされてなかった。

「オレらは詰まる方が嫌やったわ。右バッターが泳いで片手で三遊間ゴロで抜けていくヒットが一番最悪のヒットや、はっきり言うて。詰まってセカンドの上にポテンヒットはあんなんヒットちゃう。一番打てたんは佐野さんや、片手で三遊間のゴロのヒットばっかりやん、ばっかり言うたら怒られるけど(笑い)。ちゃんと打ってるときもあった」

―続けて。

「前から言うてるけど右バッターの醍醐味は三塁線をファウルならんとゴロで抜けていくツーベース、これが一番ええ打ち方よ。ファウルにもならないやつな。平田は三遊間打ったらスライス回転になるから、カット打ちやから、ショートが追いつくんよ。でアウトになる。俺ら片手でカーンとリストをかえすから、こういう回転やからショートは追いつかへんやろ。三遊間のゴロでショートが追いつくのはあれ、打ち方が悪いんよ。スライス回転でショートにかえってきよんねん、野手の方に。だから、リストをポンっと、最後片手でクっとやったら、ドロー回転なるんやから、ショートが追いつけへんやんか。だから絶対捕られよった。三遊間のヒットあれへんもん、あいつ。ナンボ走ってもアウトや、ファースト。足が遅かったから、三遊間捕られたら絶対アウトやから」

―三塁線への強い打球がいくのが。

「大山久しぶりに初球変化球ガーンとこねて、三塁側にファウル打っとったなあ、カメラマン席に。あんなん久しぶりに見たよ、おーん。初球をなあ、あれは打ってるんちゃう、自然に体が反応しとんねん、あれ。ストレート狙いで打ちにいって、変化球きたけど体が反応したけど、これはタイミング合ってないと思って、ファウル打つ。ほんならまた勝負できるやんか、ファウルしたら。そこで何が何でも打ちにいくから、ぽーんって打ったら内野フライで1球でアウトになんねん。1球ファウル打ったらええねん。ほんならまた仕切り直しでなあ、勝負できるわけやから。そんなもん、体の反応やで」

―今の状態を見ていたら大山は4番を任せられる。

「4番打つやつおれへんやんか」

―調子上がってない選手も多いが、打順は。

「打順変える時いうのは、ヒットは出るけど、つながりが悪いから変えるとかやで、普通は。なあ、ヒット12本打って1点しか取られへんってなあ、打順の流れが悪いから、なあ。だから流れを、打順を変えるとか。だからみんなが打てんねんから、ほんとは打順変えても一緒やで。みんな打てへんやん。そういうことやんか。みんな打てへんから、打順変えてもそんなん点入らへん、当たり前やん。でもなんとか点とらなあかんと思って、打順変えてるだけであって。そらヒットを10本も12本も打って、巡り合わせが悪いなあ、一人調子の悪いやつがおって、そこばっかりチャンスに回ってきて、それで点入れへんとかな。そういう時はなんか打順の巡り合わせ悪いなあ思って、打順シャッフルしたりするけどなあ。でも、みんなが打てへんねんから、ほんまは打順変えても点入らへん。そんなん当たり前のことやんか。ヒット5本どこに出るかや、ええ、そうやろ。どの打順に出るかやんか結局」

―1人軸になるような選手がいたらそこに合わせて。

「おーん、まあそれがおらんからなあ」

―大山は兆しが。

「いやいや、もう実際フリーバッティングとか見ても、良くなってるいうの分かるやんか、はっきり。佐藤なんか上がってきても分からへんやんか。みんな最初のヒット2本打ったからって、こんな復調したって、あんなお前、外のセンターフライのゴロと、スライダー差し込まれたセカンドの頭の上のな、ちょっと差し込まれたドライブかかった打球で。佐藤悪なってるよ、だって打率見てみい、上がってきて下がってるやんか。まだ落ちる前の方が良かったよ、打ち方はな。今のほうが悪いよそら。ほんままた2割切るで。このままじゃ、なんとかせんとなあ、そらお前」

―森下はやはり上を向いて打っている。

「上見とる、うん。(23日は)ちょっとまともにティーしとったけどな」

―極端にやらないと変わらないということは分かったみたいか。

「知らん」

―先日の指導を意識しているようには見えたか。

「怒ったからやろ。(22日に)怒って外したからやろ。(22日の)フリーバッティング見てみい、ケージから出えへんやん。どういう感じで打っているとか、きのう終わって(打撃投手の)嘉勢呼んでな、どう思うって(聞いた)。あいつらでもそういうこと聞いたらええのにな。俺が聞く問題じゃないのにな。俺はバッティングようならへんのやから。ようなるやつが聞きに行けって。今どうなってますかとか。俺らの時は全部そうやったもんな。いつもキャッチャーの西口が『きょうちょっとバット外から出てますよ』とかキャッチャーが言うてくれとったわ。こっちも聞くからな、なんかおかしいなと思ったら。そしたら、ちょっと外から出てますよとか」

―近本も調子が落ちてきている。

「ずっと落ちてるよ。落ちてきてるんちゃう、落ちてるよ。バッティングコーチに『近本に聞け』と言うたんやけどな。『選択ミスです』いうのが俺は意味分からんかったから、新聞のコメント見てな。選択ミスで3三振って、分からんわ。どういう選択してるんか分からんわ。せんたく(洗濯)やから、きれいにしたいんやろ(笑い)。ボテボテのヒットはせんたくミスで、きれいなヒット、白いヒットを」

―見ることも聞くこともなく、自分の世界で考えすぎる選手が多いか。

「いろんな難しいこと言ったらかっこええみたいな、勉強してるみたいなこと言うけど。そんなん野球なんて簡単に考えたらええやんか、バッティングなんか一番難しいんやから。だから簡単に考えんとしゃあないんよ。難しいことを難しく考えると余計におかしくなってしまうやん、いろんなこと考えて。ゴルフでも構えた時にチェックポイント10個くらいあったら、打たれへんやろ。構えたらパンとシンプルに打つだけやん。だから打席に入ったらピッチャーとの、ボールとの勝負なんやから、考えんと、反応して打てと言うてんのや、森下にも。それを何か、そんな悩みながら打席入っても打てるわけないやん。もっとシンプルに自然体でなあ。練習の時にいろんなこと考えてやったらええねん。試合になったら、そんな考えて打席になんて立てられへん」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください