小野伸二氏がＪ１最下位の古巣札幌にエール「監督の哲学を信じてついていけるか」「甘えが出ている」

トークショーを行った小野伸二氏（カメラ・岡島智哉）

　昨季限りで現役を引退した元日本代表ＭＦ小野伸二氏が２４日、ＤＡＺＮで配信される自身のオリジナルドキュメンタリー「ＳＨＩＮＪＩ　ＯＮＯ」の配信を記念し、都内でトークショーを行った。

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　質問コーナーでは、小野氏が昨季まで在籍したＪ１札幌が話題に。小野は最下位でシーズンを折り返した古巣に「（最下位は）相当悲しいですけど、僕はやってくれると信じています」とエールを送った。

　チームは現在５連敗中。「選手が監督が求めていること、哲学を信じてついていけるかが大事だと思います。今の僕から見て、コンサドーレは甘えが出ているというか、選手が監督を信じ切れていない部分が少し見えている」とキッパリ。「少し気持ちが変わるだけで、結果も内容も変わる。けが人がいても勝つチームは勝つので。そういうことを言い訳にしてはいけない」と力強く語った。

　クラブ側は、今季終了までペトロヴィッチ体制を貫くすることを声明で発表している。小野氏は「監督のやるサッカーは間違いないと僕は思う。練習から、信じてやり切ることが大事。細かいことだが、練習の積み重ねが試合に絶対に出てくるので」と言葉に力を込めた。

　ドキュメンタリーは小野のプロキャリアを振り返る内容で、在籍した浦和や札幌などでの元同僚や関係者に加え、オランダ１部フェイエノールトで同僚だった元同国代表ＦＷファン・ペルシーなどが出演する。作品は２６日から配信される。