亀井コーチ「育成から入ってここまで苦しんだ。３０歳からが本当の勝負」弟子・松原聖弥へ愛のエール

昨年１０月、亀井コーチ（左）からスローイングの指導を受ける松原

　巨人・亀井善行外野守備兼走塁コーチ（４１）が２４日、西武へのトレードが決まった松原にエールを送った。自身が２１年の引退までつけた背番号「９」を一時は継承したまな弟子に「育成から入って、ここまで苦しんだと思う。でも、３０歳からが本当の勝負。ここから素晴らしい野球人生にしてほしい」と期待した。

　松原は２１年に打率２割７分４厘、１２本塁打、３７打点とブレイクしたが、翌年から低迷。亀井コーチ自身も０９年に打率２割９分、２５本塁打を記録したが、翌年に成績が急降下した経験を持つだけに「僕とよく似ていますよね。気持ちがよく分かる」と目にかけてきた。

　チームは変わるが、師弟関係は続く。「ライオンズのために、身を削って頑張ってほしい」。新天地での復活を誰よりも願っている。（井上　信太郎）